【実機検証】ROG Xbox Ally X ベンチマーク結果まとめ|ゲーム性能チェック!

【実機検証】ROG Xbox Ally X ベンチマーク結果まとめ|ゲーム性能チェック! ROG Ally 2025.10.19
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こんな方におすすめ!

  • ROG Xbox Ally Xの各種ベンチマーク結果を知りたい
  • 実際のゲーム動作が気になる
ぺー
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ツールによるベンチマークテストを軸に、筆者がプレイしているゲームの実FPSなどを測定してまとめてみました!

本記事では、実機を使って徹底的にベンチマーク測定を実施しました。

3DMarkなどの定番ベンチマークはもちろん、最新ゲームベンチマーク(Monster Hunter Wilds、黒神話:悟空など)、さらに筆者が実際にプレイしているゲーム(APEXやDBD)でのFPS計測も行っています。

また、ゲーム性能だけでなく、CPU性能・SSD速度など、ポータブルゲーミングPCとして重要な要素を多角的に検証。

購入を検討している方はもちろん、すでにお持ちの方も自分の環境と比較する参考にしていただければ幸いです。それでは、各種ベンチマーク結果を詳しく見ていきましょう!


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ベンチマーク基本条件

ROG Xbox Ally Xで可能な限りのパフォーマンスで計測したいため、以下の条件でベンチマークテストを行います。

WindowsやASUSドライバ、Armoury Createなどのアップデートも2025年10月現在最新のバージョンにしています。

項目詳細
RAM24GB
VRAM8GB(メインメモリから割り当て)
TDP35W(手動設定 – 常時電源接続)

ゲームベンチについてはいくつかのゲーム内設定で比較します。

その他、CPU-Zでの内部情報は以下の通り。(MAX TDPはCPUのデフォルトが表示されている可能性あり)

CPU-Z

詳細スペックは以下の記事から。

スコアやfps値は環境によって異なる場合がありますのであくまでも参考値として確認してみてください。

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基本性能ベンチマーク

おなじみのベンチマークツールを使って検証します。
この結果は特定環境でのものです。個体差や環境・設定により結果は異なる場合があります。

あくまで参考値としてご覧ください。

また、比較対象は別サイトのベンチマークスコアリストを参考にしています。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23

・マルチコアスコア: 13596 pts
・シングルコアスコア: 1974 pts

マルチスコアはAMD Ryzen 7 5700XやIntel Core i7-10700Kなどの2020年前半を代表するデスクトップ向けCPUと肩を並べる位置。
i5などのミドルスペック級であればもう昨年に登場したCPUとほぼ変わりません。

シングルコアにしても2020年のi9などハイスペックCPUに引けを取らない数値となっており、14万で買えるUMPCの性能とは思えない結果となりました。

Geekbench 6.5.0

geekbench

マルチコアスコア: 12568 
シングルコアスコア: 2790

シングルコア性能2790は、TDP 65WのデスクトップCPU「Intel Core i5-14400F」を約16%上回るという、ハンドヘルドゲーミングデバイスとしては驚異的なスコアです。

マルチコア性能12568も、同じくCore i5-14400Fとほぼ同等。

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3Dベンチマーク

続いてGPU性能(M890)をチェックしていきます。

3DMark Time Spy benchmark(DirectX 12)

timespy

・総合スコア: 4013
・グラフィックスコア: 3647
・GPUスコア: 9317

事前の噂通りGTX 1650といった2020年前後に人気だったミドルスペックのGPUと同等のパワーです。

近年ではSteamでも大型タイトルが多くRTX40番台のゲーミングPCを利用する人口が多くなってきましたが、GTX 1650といえばかつては人気GPUとして1位して君臨し、今でも比較的高いシェア率を誇ります。

最大35Wの省電力でこのパワーを出せるようになったのは本当に革命的ですね。

3DMark Fire Strike benchmark(DirectX 11)

Fire Strike

Fire Strikeスコア: 9194
グラフィックススコア: 10149
物理スコア: 23498
総合スコア: 3512

こちらもGTX1650をやや上回る結果に。

物理スコア23498も特筆すべき点で、8コア16スレッドのRyzen AI Z2 Extremeが、物理演算やマルチスレッド処理においても優秀な性能を発揮していることを証明しています。

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ゲーム性能ベンチマーク

Monster Hunter Wilds Benchmark

Monster-Hunter-Wilds-Benchmark
FHD中画質

前作ROG Ally Xとの比較はまた改めて詳しく書きますが、驚くほどスコアが上昇しています。

たとえばFHDの中設定ではスコア10610ですが、前作ROG Ally XではFHDの最低設定でこのスコアでした。

Monster-Hunter-Wilds-Benchmark
FHD低画質

ROG Xbox Ally XではFHD低設定から快適判定になります。

Monster-Hunter-Wilds-Benchmark
HD・最低画質

フレーム生成込みですが、解像度720pで手持ちで遊ぶ分には平均80fpsを超えており(マップ移動時も60~70fpsなので)もう普通に遊べてしまいますね。

Monster-Hunter-Wilds-Benchmark
マップ移動時も平均90fps前後で快適

黒神話:悟空 ベンチマーク

黒神話:悟空 ベンチマーク
HD・低画質
黒神話:悟空 ベンチマーク
FHD・低画質

基本的には720p・1080pともに60fpsを超える低設定がおすすめのラインですが、設定次第では画質の改善できる余地はありそう。

結構余裕で遊べそうです。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

デフォルト設定のFHD標準品質では「やや快適」の評価。

720pの軽量品質から「快適」判定になるため手持ちで遊ぶのにはちょうどいいかもしれません。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

黄金のレガシー ベンチマーク – ファイナルファンタジーXIV

黄金のレガシー ベンチマーク - ファイナルファンタジーXIV

デフォルトの高品質(デスクトップPC)では「普通」判定。

選択できる一番低い設定で遊ぶのが無難か。(ノートPC用低品質)

黄金のレガシー ベンチマーク - ファイナルファンタジーXIV

Apex Legends

APEX

続いて今度は実際にプレイした時のfpsを計測しました。

fpsを優先するために解像度は1600×900(1920×1080にアップスケーリング)アンチエイリアスはTSAAVRAM使用は「低」他選択できる設定は全て「最低」もしくは「無効」に設定。

計測手順は「バンガロール」を選択し「射撃訓練場」へ、ダミーはランダム移動を選択、訓練場に入室後から計測開始、即武器の箇所までスライディングしR99、スコープ、青マガジンを取得、その後通常通りダミーを三体撃破、スモークを発射しスモーク内でダミー撃破、 その後ウルトを発射し、発動圏内でウルトが終了するまでダミー破壊。

「周囲を見渡す」「オブジェクトの少ない箇所の通常移動」は無駄に平均fpsを上げてしまうため行っていません。

ここまでを一連の流れとしました。
結果が以下。

APEX計測

それなりに負荷のかかるスモークやウルト内での戦闘はやはりfpsが下がってしまうものの、平均はなんとほぼ120fps。

最大172fps出ていることから制限のあるPS5やXboxなどのCS機のパフォーマンスモードより快適に遊べるのでは?と思います。

SwithやPS4なんかよりは間違いなく良いでしょう。

カジュアル勢なら文句なしのハードになったのではないのでしょうか。

2025年10月18日現在:ROG Ally系列(ハンドヘルドPC)限定でAPEXに表示バグが起きているため、解消されるまではAPEX目的での購入は様子見した方がいいです。

Dead by Daylight

DBD

続いてDBD。
手元で遊べるオンラインゲームとしてROG Allyシリーズと相性がよく個人的に超おすすめゲームです。

設定はゲーム内設定最高画質の「ULTRA」と私が普段使っている「MEDIUM」。
儀式開始からリザルト画面までを計測。ロビーやロード画面は含んでいません。

まずはFHDのULTRAから。

DBD計測
FHD・ULTRA画質

平均50fpsとわずかに60fpsに届きませんでしたが、それでもかなり健闘していると思います。

なお、720pであればULTRAでも平均60fpsを軽く超えるため、手にもって遊ぶ分には高画質で遊べます。

DBD計測
HD・ULTRA画質

APEXと異なり基本的にはfpsのブレが少ないためかなり安定して高画質で遊べます。

パフォーマンス重視であればMIDEUM設定がおすすめ。
基本的に100fps前後でます。

DBD計測
HD・MIDEUM

最低画質のLOWはMIDEUMと平均fpsに大差ないのに、さすがに画質が悪すぎるためおすすめしません。
上振れることもあるみたいですが、DBDは120fpsまでしか出ないのであまり意味がありません。

DBD計測
HD・LOW
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SSD速度チェック

CrystalDiskMark

内臓SSDの速度も検証しました。

SSD

PCIe 4.0 NVMe SSDの性能としては標準的~やや高速といった感じでしょうか。

優秀だと思います。

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総合力チェック

最後にPCMark 10で総合テストを行い締めたいと思います。

PCMark 10

PCMark 10

・総合スコア: 6822

PCMark 10の平均スコアである5,100を大きく上回っています。

これは基本的なブラウジングや動画視聴はもちろんのこと、クリエイティブにも使えると判断された結果です。

前作ROG Ally Xでもクリエイティブ性能は高かったですが、大型ゲームになると設定で妥協してもつらい部分がありましたが、ROG Xbox Ally Xの性能であれば妥協が快適につながるためより多くのゲームを楽しむことができ、総合的には非常に満足のいく結果となりました。

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まとめ

APUが1世代上がるだけでもゲーム性能に大きな変化を与えて非常に素晴らしい結果となりました。

✅CPU性能: デスクトップ主流クラスのCore i5-14400Fと同等
✅GPU性能: GTX 1650クラスの単体GPUに匹敵
✅電力効率: TDP 35Wで上記を実現

数年前のミドルスペックゲーミングPCの性能が、こんなにコンパクトに、しかもゲーミングPCとしては高すぎない金額で購入できるのですから驚きです。

今後、さらに詳しい実機使用レビューやAlly Xとの比較も行いますのでお楽しみに!

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