こんな方におすすめ!
- コスパ重視でゲーミングヘッドセットを探している方
- 初めてヘッドセットを購入する方
今って5000円台でゲーム向けの良いヘッドセット買えるんだね・・・とちょっと驚き。
FPSとかするならエントリーモデルでも8000円~10000円前後はするものだと思ってた!
どうも、ぺー(@pe_log_net)です。
今回はFIFINE様からAmpliGame H9をご提供頂きましたのでレビューしていきます!
5000円台(セール時は4000台になることも)のゲーミングヘッドセットで7.1chサラウンドサウンド対応・ノイズキャンセリングマイク・コントロールパッド付属とこんなにコスパの良いヘッドセットがあることに驚きました。
スピーカーはもちろんマイク音質もかなりよく音声テストもしていますのでぜひ最後までご覧ください!
特に初めてヘッドセットを購入する方やコスパ重視で検討されている方にはおすすめのゲーミングヘッドセットになっています。
ちなみに提供されたタイミングが神がかっていて、丁度ヘッドセットを別の物にしようと考えていた所だったのですが、このヘッドセットはエントリーモデルとして申し分なく、暫くメインとして普通に使っていく予定です。
それでは詳細を解説していきます。
FIFINE AmpliGame H9
メリット
- 5000円台で買えるコスパゲーミングヘッドセット
- 7.1サラウンドでゲームへの没入感を高める
- フィット感があり外部の雑音を軽減できる
- マイク音声についてもパーティプレイで問題なく使用できる
- コントロールパッドが便利
- 接続方法を3.5mmジャックとUSB-Aで選べる
デメリット
- 装着感の好みは別れるかも
- コントロールパッドの音量調整の段階がわかりにくい
- コントロールパッドを使う場合はUSB-A接続のみ
製品スペック
内容 | 詳細 |
メーカー | FIFAIN |
型番 | AmpliGame H9 |
カラー | ブラック・ホワイト・ピンク |
サイズ | 21.1 x 18.2 x 9.4 cm |
重さ | 260g (コントロールパッド込みの総重量は公表値325g) |
接続端子 | USB-A・3.5mmジャック |
周波数応答 | 20Hz-20kHz |
ヘッドセットドライバー | 50mmダイナミック |
インピーダンス | 32Ω |
消費電力 | USB 5V/50mA電源 |
ビット深度/サンプルレート | 16ビット/48kHz |
マイクタイプ | コンデンサー |
極性パターン | 全方向 |
マイク感度 | -42±3dB |
備考 | コントロールパッド付属 7.1サラウンド対応 着脱式マイク |
FIFAINは主にヘッドセット・マイク・オーディオインターフェース・スピーカーなどの音に関わる機材やビデオキャプチャなど配信環境を作るデバイスなどを提供している中国のメーカーです。
アメリカ・イギリス・ロシア・日本・ブラジルなど各国でFIFAINの製品が高評価を得ており、ゲーム実況YouTuberなどからも製品の信頼が寄せられています。
AmpliGame H9のカラーはピンク・ブラック・ホワイトの3色展開。
重さは260gでヘッドセットの中では軽い印象。
7.1サラウンドに対応しており、音が複数のスピーカーを通じて立体的に再生されるため、方向・距離感・角度を感じることでその空間にいるような演出をしてくれます。
コントロールパッドで音量・ミュート・7.1サラウンドのON・OFFが可能になっています。
外観・機能
結構格好良くておしゃれな専用パッケージ。
内容物はヘッドセット本体・コントロールパッド・着脱式マイク・取り扱い説明書になっています。
イヤーカップにはFIFINEの可愛いらしいイメージが印字されています。
ベースカラーのブラックとうまく馴染んたグレーでデザインされていて悪目立ちしないため、シンプルなデザインが好みの方にもマッチすると思います。
逆に全てがブラックすぎてしまうと今度は簡素になりすぎになってしまうのと、低価格帯では難しい質感の高級さが重要になってきてしまうため、程よいアクセントになっていると思います。
余計な色を混ぜてほしくないので個人的にはこの全体の統一感は気に入っています。
ホワイトやピンクはこのイメージがもう少し目立つので可愛い方が好みの方は他のカラーを検討すると良いかもしれません。
ヘッド上部・イヤーパッドには柔らかく、程よい反発性のあるクッションが採用されていてしっかりとした装着感があります。
ヘッドサイズの調整が可能。おおよそ4.5cm程度伸ばすことが可能。
元々のサイズがコンパクトなので大人であれば頭のサイズ大小問わず使用できると思います。
マイクは着脱式を採用。マイクが不要な場合は取り外すことができ、収納にも便利そうです。
マイク部分は曲げて位置を調整することが可能。
この曲げる部分の硬さと柔らかさのバランスが絶妙で個人的には結構好き。
こういう細部に品質の良さを感じ取ることができます。
接続端子は3.5mmジャックが採用されています。
後述するコントロールパッドを接続することでUSB-A端子に接続することも可能で接続のデバイスによって切り替えることが可能になっています。
前面でスピーカー音量・マイク音量・7.1サラウンドのONOFFの操作を行えます。
それなりのクリック感があり特に違和感なく使っていました。
側面にはマイクミュートのON・OFF、背面にはクリップが付属しています。
コントロールパッドを利用する場合はUSB-Aでデバイスと接続します。
使用レビュー
今回検証用デバイスとしてROG Ally X(Windows11)とAnkerPowerExpand13-in-1ドッキングステーションを利用します。
ゲームはDead By DaylightとAPEXをプレイ。
特に設定は不要でデバイスに端子を接続するだけで使用できます。
しっかりと「fifine Headset」として認識してくれます。
万が一接続されない場合は以下の手順で設定を見直してみてください。
- 設定を開く
- 左メニューからシステムを選択
- メインメニューからサウンドを選択
- 出力及び入力が「fifine Headset」になっていることを確認
- 選択がされていなければ選択する
以上で設定は完了です。
FPSに適した十分な音質。7.1chサラウンドサウンドにも対応
ここがポイント!
- 低価格帯とは思えない音質でFPSに向いたヘッドセット
- イヤーパッドのフィット感が良く外部の雑音を低減してくれる
- 7.1サラウンドは効果を感じるが使う場面は選ぶ必要がある
通常時(7.1サラウンド無効時)の音質も低価格帯とは思えない程良く、ゲームだけでなく作業にも適していると感じました。
イヤーパッドのフィット感も相まって外部の雑音を抑えてくれるのが好印象。
自分の喋る声がやや籠るくらいにはしっかりとカバーしてくれます。
また、FIFINE AmpliGame H9は7.1サラウンドに対応。
ONにすることで細かいSE(効果音)が強調され、足音などの大事な要素をしっかり保管してくれています。
逆に音の立体感はあるものの、APEXプレイ時の細かい距離感や角度については存分に体感できるものではないかなというのが正直な感想です。
ベースの音質が良いのでオフの方が距離感や定位置をハッキリと認識でき、FPSで十分にその性能を発揮できます。
7.1サラウンドに関しては細かい音を探るゲームよりはRPGなどの臨場感や没入感を楽しむゲームに向いている機能なのかなと思いました。
7.1サラウンドをONにすることで音の立体感とSEの強調はハッキリと違いがでました!
また、7.1サラウンドはゲーム音が強調されすぎてしまうことから、パーティプレイ時に一部の仲間の声が聴きとりにくいと感じてしまったのも事実です。(音量や声量が小さい人限定)
仲間の環境が悪いと一部ノイズが強調されてしまう場合もあります。
音声や環境などは相手依存になってしまうのですが、常に7.1サラウンドにすればいいというわけではなさそうでした。
そこで便利なのがコントロールパッドの存在。
手元で簡単にON・OFFできるのが最高に楽です。偉大。
自分だけでなく相手の環境にも合わせてうまく7.1サラウンドを活用するのが良いと思いました!
当然なのですがDBDのスキルチェックも問題なく行えたのでほぼ無遅延です。
これは有線の強み。
僕がメインプレイしているゲームではかなり活躍してくれそうです。
パーティプレイ時のマイク音声についても問題なし
ここがポイント!
- パーティプレイも一切不満を言われず気持ちよくプレイできた
- エミュレータとアプリを通したパーティプレイでも安定した音質
- 録音音質は文句なしに良い
パーティプレイ時にFIFINE AmpliGame H9のマイク音質についてメンバーに確認を取ってみました。
なお、パーティプレイは「BlueStacks(Androidエミュレータ)」からの「PS APP」を使ってPS4勢と行うといった、これ以上にない不安定な環境にいながらも結果は良好。
パーティメンバーからも特に音声に問題ないとのことで、3~4時間プレイしている間に「聞き取れなくて聞き返された」ということもなく気持ちよくパーティプレイできました。
実際に、PCの設定が仮に音量MAXでも小さく聞き取りにくいといった状況や、声がたまにロボットみたいになると言われたマイクもあったので、そうはならないという時点でコスパ重視のヘッドセットとしては十分及第点だと言えます。
音声テスト
あくまで参考にはなりますがAmpliGame H9でマイクテストを実施。
私がポータブルゲーミングPCでよく使用するApple EarPodsと比較。
「FIFINE AmpliGame H9」が音声をかなり鮮明に拾うことができているのがわかると思います。
また、余計なノイズがかなりカットされていて不快感もありません。
聞き手の環境や接続環境にもよりますが、ドッキングステーションを介したUSB接続でここまでのマイク性能を発揮できるのはかなりすごい。
パーティプレイで音質に悩んでいる方もぜひ検討してみてください!
低価格帯だとありがちなマイク性能の悪さも一切なく、むしろ良い!
また、音量コントロール・ミュートもしっかりと効いていたことを確認しました。
たまにヘッドフォン本体でコントロールする製品がありますが、やっぱり手元のコントロールパッドで操作できるのが最高に楽だと感じました。特にミュートのコントロールは便利ですね。
しっかりとした装着感は人によっては賛否があるかも
基本的にAmpliGame H9は軽量なため重量による負荷や疲労感はあまり感じないと思います。
ただ、ヘッドとイヤーパッドのクッションのフィット感がすごくて「ヘッドセット装着してます」感はすごいあります。
ずれる心配がないのでゲームに集中できますし、フィットするからこそ外部の雑音の侵入を防ぎ、より没入感を味わえる反面、人によっては窮屈感があったり、クッションによる蒸れが気になる人もいるかもしれません。
コントロールパッドは便利だからこそ欲が出る
手元で音量調整・7.1サラウンドのONOFF・ミュートと素早く対応したい操作がすぐに出来るのでめちゃくちゃ多用します。
頼りがちになるからこそ、こうだったら良かったなという欲が出てしまうのも事実です。
音量が今どの段階なのかわかるインジケーターが欲しい(特にマイク音声)
音量調整がボタン式なので今どこまで上げているのか、下げているのかがわかりません。
(ダイヤルをくるくる回して調整するタイプだと上限と下限があるためわかりやすい)
スピーカー音量はモニター側に出るので一応わかるのですが、マイクは設定画面を開かないと状況がわからないのが煩わしいです。
エントリーモデルにインジケーターを搭載しろ!と言うことが野暮すぎるというのは承知の上ですが、このあたりに欲が出てくるのであればそういう機能のあるハイエンドのものを検討してもいいかもしれませんね。
コードが長いのでまとめる結束バンドのようなものが付属しているといいと思った
恐らくどんな距離でも対応できるようにという配慮でケーブルが長めになっています。
リビングでゲームプレイをする場合は良さそうですが、デスクでゲームをプレイするにはやや長いような気がしました。
収納時にも使えるので結束バンドのようなものが付属しているとありがたいな、とは思いつつ自分で用意すればいいだろとも思います。
でも、かわいいFIFINEのマークのついた結束バンドあるなら欲しくない?僕は欲しい。
コントロールパッドを使うならUSB-A接続一択
ROG Ally XやSwitchは本体にUSB-A接続がないため、ドッグに接続しない場合は3.5mmジャックで接続することになります。
PS4のdualshock4などもコントローラに3.5mmジャックがあるのでそこに繋げるのが便利です。
ですが、コントロールパッドを使おうとすると接続端子がUSB-Aになるためそのままでは使えなくなってしまいます。
3.5mmジャックとUSB-Aの両対応なのは非常に便利ですが、結局コントロールパッドが優秀なのでUSB-A接続一択になってしまうのが悲しい所。
コントロールパッドを接続した上で3.5mmとUSB-Aの両対応だったら最高だと思いました。
まとめ
FIFINE AmpliGame H9
メリット
- 5000円台で買えるコスパゲーミングヘッドセット
- 7.1サラウンドでゲームへの没入感を高める
- フィット感があり外部の雑音を軽減できる
- マイク音声についてもパーティプレイで問題なく使用できる
- コントロールパッドが便利
- 接続方法を3.5mmジャックとUSB-Aで選べる
デメリット
- 装着感の好みは別れるかも
- コントロールパッドの音量調整の段階がわかりにくい
- コントロールパッドを使う場合はUSB-A接続のみ
5000円前後で購入できる低価格帯のヘッドセットの中でも性能は良いと思います。
コントロールパッドも優秀。
個人的には購入時に「FIFINEの可愛いシンボルマーク」が賛否を分けることもあるのかなと思いましたが、実際にはブラックカラーに至ってはメインカラーにうまく溶け込んでいるため悪目立ちもせず、可愛いヘッドセットが良い!という方以外のユーザーにもシンプルなデザインとして親しめるものだと感じました。
初めてのヘッドセットを購入する方へのエントリーモデルとしておすすめできるのはもちろん、カジュアルにゲームをプレイする方のメイン機としても優れているのでぜひ検討してみてください。
少なくとも僕は、暫くEarPodsと併用という形でメイン使いしていきます。
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