こんな方におすすめ!
- コスパ重視でワイヤレスイヤホンを探している
- ノイキャン性能に拘りたい

ノイキャン性能の高いコスパ重視ワイヤレスイヤホンをレビューします!
こんにちは、ぺー(@pe_log_net)です。
ワイヤレスイヤホン選びで最も重視するポイントは何ですか?
音質、バッテリー、それとも装着感など人それぞれだと思いますが、最近は「ノイズキャンセリング性能」が最優先という方も増えてきました。
通勤電車の騒音から解放されたい、カフェで集中したい、飛行機の中で快適に過ごしたい。そんなニーズに応えるべく、各メーカーがしのぎを削るノイキャン性能競争。
そんな中、Huaweiから登場した「FreeBuds 7i」は、最大55dB・平均28dBものノイズ低減深度を実現し、前世代と比較してノイキャンの遅延を50%削減したという意欲作です。
価格は1万円台というミドルレンジながら、ノイキャン機能には相当な力の入れようです。
今回はHuaweiさんからサンプル機をお借りして、先行して試してみました。
それではレビューをどうぞ!
この記事は企業様より製品を提供していただきレビューしています
Huawei FreeBuds 7i

メリット
- 圧迫感のない心地良い装着感
- その上でフラッグシップ級のノイキャン性能
- ジェスチャー操作及びカスタマイズが優秀
- 高級感のあるケースデザイン
デメリット
- 音質は微妙
- ワイヤレス充電非対応

スペック
項目 | 詳細 |
製品名 | HUAWEI FreeBuds 7i |
発売日 | 2025年10月24日 |
カラー | ホワイト、グレー、ピンク |
型式 | 完全ワイヤレスイヤホン(カナル型) |
ドライバー | 11mm クアッドマグネット・ダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz〜40kHz |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC / L2HC 2.0 ※L2HC 2.0はHarmonyOS 3.0以降のHuaweiデバイスのみ対応 |
Hi-Res認証 | Hi-Res Audio Wireless 認証取得 |
イコライザー | 10バンドEQ + プリセット6種 |
空間オーディオ | 対応 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
マルチポイント | 対応 |
ノイズキャンセリング | Intelligent Dynamic ANC 4.0 |
ノイズ低減深度 | 平均28dB(全帯域)最大55dB |
外音取り込み | 対応(アウェアネスモード) |
急速充電 | 10分充電で最大4時間再生 |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
イヤホン重量 | 約5.4g(各) |
ケース重量 | 約36.5g |
防水防塵 | IP54 |
イヤーチップ | XS / S / M / L の4サイズ |
Huawei(ファーウェイ、華為技術)は、1987年に中国・深センで創業された世界有数の通信機器・スマートフォンメーカーです。5G通信技術や通信インフラ設備で世界トップクラスのシェアを持ち、スマートフォン市場でも一時期世界第3位を記録しました。
現在は「Mateシリーズ」「Pシリーズ」などのスマートフォン、「FreeBudsシリーズ」のワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、タブレットなど幅広い製品を展開。Leicaとの協業によるカメラ技術や、独自OS「HarmonyOS」の開発でも知られる、中国を代表するグローバルテクノロジー企業です。
Huawei FreeBuds 7iは、2025年10月に国内で発表された完全ワイヤレスイヤホンの新作です。

オーディオ面では、11mmクアッドマグネット・ダイナミックドライバーを搭載し、20Hz〜40kHzの広帯域再生に対応。Hi-Res Audio Wireless認証を取得しており、SBC、AAC、LDAC、L2HC 2.0のコーデックをサポートしています。
10バンドのイコライザーと6種類のプリセットで音質調整が可能で、ヘッドトラッキング機能付きの空間オーディオにも対応しています。
最大の特徴は「Intelligent Dynamic ANC 4.0」と呼ばれるノイズキャンセリング技術です。

最大55dB・平均28dBの全帯域ノイズ低減を実現し、前世代比50%のレイテンシ削減により0.5秒未満で環境変化に対応します。8mm²の大型エアベントチャンバーと3つのマイクアレイ、AIアルゴリズムを組み合わせた構造で、ダイナミック、コージー、バランス、ウルトラの4つのモードを選択可能。
外音取り込み機能も搭載しています。
バッテリー性能は、イヤホン単体で55.5mAh、充電ケースで510mAhを搭載。ANCオン時は最大5時間、オフ時は最大8時間の連続再生が可能で、充電ケースと合わせればANCオン時で最大20時間、オフ時で最大35時間の使用ができます。10分の充電で最大4時間再生できる急速充電にも対応していますが、ワイヤレス充電には非対応です。
外観チェック
開封しながら外観をチェックしていきます。


内容はイヤホン本体・交換用イヤーチップ(3種)・説明書となっています。
充電関連はケーブルを含めて封入されていません。

まずはケースから。
全体的にメタリックな装飾になっており高級感は非常に高いです。
下部には充電用のType-Cポートが一つ付いています。

背面にはHUAWEIのロゴが印字されています。

ケースを開くと充電状況を確認できるインジケータが点灯。


イヤホン本体は摘まみやすい形状になっていますが、ツルツル感が強くやや取り出しにくい印象でした。

イヤホン側面はタップによるジェスチャーはもちろん、つまみ部分をスライドすることで音量調整も可能になっており便利。(カスタマイズ可能)
コントロールの精度についても良好です。

重量は約6gとわずかですが公称値とずれました。

ケース本体+イヤホンの約47gとこちらは公称値通りです。
見た目の重厚感とは裏腹に結構軽めのイヤホンになっています。

アプリでカスタマイズ可能
Huawei FreeBuds 7i は専用アプリで空間オーディオやノイキャンなどの本体設定・イコライザ・ジェスチャーのカスタマイズなどが可能です。
本体設定
空間オーディオやノイズコントロールの設定が可能です。


イコライザー
6つのプリセットから選択、もしくは自身の好みに合わせてカスタマイズが可能です。


ジェスチャーカスタマイズ
ダブルタップ・トリプルタップ・スライドなどのジャスチャーに対しての機能割り当てを管理できます。


使用レビュー
抜群のノイキャン性能。ここに全てを注ぎ込んできた。

FreeBuds 7iの最大の魅力は、価格帯を大きく超えるノイズキャンセリング性能です。
フラッグシップモデルと遜色ないレベルのノイキャンを実現しており、特筆すべきは密閉感の少なさです。
通常、ノイキャン性能の高さはイヤホン自体の密閉感も大きく影響しますが、本機は装着時の圧迫感が控えめであるにもかかわらず、高級モデルに匹敵するノイズ遮断性能を発揮します。
この点は「Intelligent Dynamic ANC 4.0」の技術力の高さを如実に示しており、長時間装着しても疲れにくい快適性と強力なノイキャンを両立している点が高く評価できます。
通勤電車や飛行機内、カフェなど、騒音の多い環境でも周囲の雑音をしっかりとカットし、音楽や動画に集中できる環境を作り出してくれます。
ノイキャン性能についてかなり期待して購入を検討していいと思います!

密閉感少ないのにノイキャン性能が高くて、絶対ここは伝えたいポイントだと感じました。
音質はこの価格帯ならもうひと越欲しかった
一方で、音質面については残念ながら期待を下回る結果に。
音質に関しては同価格帯の他のコストパフォーマンスモデルと比較してもやや劣ると感じました。
全体的にはフラットな音質傾向で、派手さや華やかさはありません。
メリハリのあるサウンドを求める場合は、10バンドイコライザーを使って自分好みに調整する必要があるでしょう。ただし、イコライザーでの調整は最低限必須という印象です。
バラードなどのゆったり系の優しい曲調のものはそれなりに良いですが、ロック系の激しい感じの音楽の場合はややクリアさに欠け、わずかにザラつきのような質感が表れているような気がしました。

音質に関しては個人的にクリアさにやや欠けている印象を受けました。
まとめ(個人的総評)
Huawei FreeBuds 7i

メリット
- 圧迫感のない心地良い装着感
- その上でフラッグシップ級のノイキャン性能
- ジェスチャー操作及びカスタマイズが優秀
デメリット
- 音質は微妙
- ワイヤレス充電非対応

FreeBuds 7iは、「ノイキャン全振り」のワイヤレスイヤホンです。
「あとは普通」というタイトルが示す通り、ノイキャン以外の機能は標準的という評価になります。
また、ミドルスペックのワイヤレスイヤホンとしては珍しくないですが、ワイヤレス充電に対応していないのも少し痛いです。
非常に尖った性能の完全ワイヤレスイヤホンだと感じました。
一方でノイズキャンセリング性能を最優先に考えるユーザーには非常に魅力的な選択肢となりえます。
また、丸みを帯びながらも高級感のあるケース外装はデザイン性を重要視する方にもおすすめできます。
ぜひチェックしてみてください。
コメント