こんにちは、ぺー(@pe_log_net)です！

「コンパクトに持ち運びたい」「出先でノートPCもスマホもきちんと充電したい」「見た目には妥協したくない」…そんなわがままをすべて叶えるのが、今回ご紹介するVoltme Revo 67です。

卵サイズのコンパクトボディながら最大67Wの高出力とUSB‑C×2＋USB‑Aの3ポート設計、さらに洗練されたデザインでありながら手頃な価格を実現。

本記事では、そのコンパクト性、スタイル、実用力、コスパという４つの切り口で、Revo 67の魅力をレビューしていきます。

この記事は企業様より製品を提供していただきレビューしています

製品スペック

項目	詳細
ブランド名	VOLTME
サイズ	約5.9×5.5×3.1cm
重量	約128g
給電W数	最大65W (複数ポート使用時：最大45W)
カラー	ブラック、ホワイト
備考	独自技術「V-Dynamic」を採用 プラグ折りたたみ可能 3台同時充電可能 GaNⅢ搭載

「VOLTME(ボルトミー)」は充電分野で20年以上の実績を持つ大手製造元で複数の有名メーカーに製品を提供している中国の充電機器メーカー「株式会社Voltnex Innovations Technology」が立ち上げた独自ブランドです。

国内の大手量販店でもVOLTMEのコーナーがあるので見る機会は増えたはずです。

カラーはブラックとホワイトの二色展開。
ワット数は最大65W。急速充電に対応。

同時充電の際は以下の図のように割り振りが行われます。

サイズは約5.9×5.5×3.2cmと高出力の充電器ながらに非常にコンパクト。

重さは128gあり。見た目に反してやや重みを感じます。

独自技術 V-Dynamic

「VOLTME Revo 67」充電状況に合わせて出力を最適に制御する「V-Dynamic」が採用されています。

単に高出力というだけでなく、どんなデバイスでも安心かつ効率的にチャージできる設計につながっています。

V-DynamicはUSB PD・Quick Charge（クイックチャージ）などの充電規格と互換性があり、接続した機器を検知し、最適な出力で機器を充電出来ます。充電中に機器のリアルタイムの電力に基づいて出力を流動的に調整できるため、急速充電ができて、その上にバッテリー寿命を伸ばせます。

GaN IIIを採用：小型化と高性能を両立

Voltme Revo 67には、最新世代の次世代パワーデバイスであるGaN III（窒化ガリウム III世代）が採用されています。

GaNは従来のシリコンより高いスイッチング周波数と低損失を実現する先進素材で、特にその第3世代（GaN III）には以下のような特長があります

GaN IIIの主な特徴

• 驚きのコンパクト設計:高効率で小型化が可能なGaN IIIにより、卵サイズながら最大67Wの高出力を実現。
• 発熱の抑制と安定動作:GaN IIIの優れた熱効率で発熱が抑えられ、長時間使用や連続使用でも安定した動作が可能です。
• 高速充電性能:90KHz〜数百KHzの高周波動作を可能にし、電力変換効率が向上したことで67W出力の実現と最大効率化が実現。

GaN III採用で「小型で高出力、しかも熱くなりにくくて静か」な充電器。

Voltme Revo 67はその恩恵をしっかり活かして、外出時のスマートな充電体験を提供します。

外観チェック

グレーをベースにブランドカラーであるオレンジをアクセントにしたお洒落なパッケージ。

ブラック基調で円型の凹凸があしらわれたお洒落なデザイン。

実測126gと公式の情報とも差異はほぼありません。

ポートにオレンジのアクセントカラー。個人的にものすごい好きな配色。めちゃくちゃおしゃれ。

Type-Cポートが2つ、Type-Aポートが一つの構成。

プラグを差し込むとポート上部が光るようになっています。

デスク下や棚の隙間、車内など暗い場所でも扱いやすくなっています。

実用性：VOLTME Revo 67 計測

今回ポータブルゲーミングPCであるROG Ally X(65W充電対応)を用いて充電状況をチェックしていきます。

バッテリー残量50%以下使用時

約62Wで安定して供給できました。理論値にかなり近く及第点だと言えます。

2台同時接続時(最大45W)

こちらも約42.5Wで安定。ほぼスペック通りとみて問題ありません。

ノートPCの充電をするならL字ケーブルがおすすめ！

せっかくの67W充電器ならぜひノートPCで活かしたいところ！

L字ケーブルはノートPCの側面に配線できるため、ストレート・ケーブルのように飛び出ず、マウス操作や資料を広げるスペースを邪魔しにくいです。

ストレートケーブルのように不自然な角度で折り曲げなくていいため破損リスクも軽減できます。

同社のL字ケーブルは接続時にインジケーターが光るため充電中かを即判断できるのもうれしいポイント。暗いところでも見えるので夜間や車内でも手探りしなくても良いのも地味にありがたい。

100W対応のケーブルなので当然Revo67の出力性能をフルに発揮できます。

充電だけでなく最大480Mbpsの高速データ転送も可能なため、外付けSSDと一緒に持ち歩くような場面でも重宝します。

ナイロン編みで剛性も高いので安心して外出先に持ち運びできます。

もしL字ケーブルを持っていなければセットでの購入をおすすめします。

VOLTME Revo 67の使用感

サイズ感：高出力なのにコンパクト-ガジェットポーチに常備させたい

VOLTME Revo 67は67Wの高出力ながら、コンパクトなサイズ感が魅力です。

実際、純正の67WノートPC充電器と比べて約半分以下のサイズで、折りたたみ式プラグ付きのためガジェットポーチにもすっと収まります 。

嵩張らないので常に収納しておきたいそんな充電器だと感じました。

デザイン：ついついコレクションしたくなる充電器

USB-Cポートを縁取るオレンジのアクセントカラーは、何気なく差し込むたびに「あ、これいいな」と気分が上がるさりげない演出になっています。

また、Voltmeの充電器は機能性だけでなく、シリーズで統一された見た目から「ついコレクションしたくなる」デザインも魅力だと感じています。

「充電器の違いなんてよく分からないし見た目で選ぼう」
そんなチョイスの仕方もおおいにアリだと思います。

Revo 67 製品スペック比較

なるべく性能・サイズ感が近い他社充電器で簡易的に比較し「VOLTME Revo 67」の強み・弱みを確認していきます。

Anker 735 Charger (Nano II 65W)

製品名	最大W数	サイズ	重さ	備考
Anker 735 Charger (Nano II 65W)	65W	約6.6 x 3.83 x 2.9 cm	約132g	3色(ブラック・ホワイト・ゴールド) プラグ折りたたみ可 GaNPrime(独自規格)
VOLTME Revo 67	67W	約5.9×5.4×3.1cm	約128g	2色(ブラック・ホワイト) プラグ折りたたみ可 GaNIII 「V-Dynamic」採用

形状はやや横長ですがほぼ同等スペックの充電器がAnkerからも発売されています。

同等スペックでありながら2025年6月時点ではVOLTMEのRevo67の方が圧倒的に安いです。

製品名	Amazon価格
Anker 735 Charger (Nano II 65W)	7,990円
VOLTME Revo 67	5,199円(+20%クーポン)

67W対応なので本製品のほうがややスペックが上。

Voltme充電器のコスパの良さが伺えます。

UGREEN Nexode 65W Charger

製品名	最大W数	サイズ	重さ	備考
UGREEN Nexode 65W Charger	65W	‎‎約6.5×6.0×3.0cm	145g	プラグ折りたたみ可 4ポート搭載 GaNII
VOLTME Revo 67	67W	‎‎約5.9×5.4×3.1cm	128g	2色(ブラック・ホワイト) プラグ折りたたみ可 GaNIII 「V-Dynamic」採用

コスパの鬼といえばUGREENの充電器も見過ごせません。

本製品はこのサイズでポート数を4つ搭載しており利便性が高いです。
一方でGaNIIと旧世代の半導体が使われており、GaNIIIを採用したVOLTME Revo 67の方が新技術を搭載しています。

UGREEN Nexode 65Wはポート数の問題もありやや重めになっているためその点も差別点といえます。

なお、発売から次期が経っており旧世代の技術ですが、3ポートの製品もUGREENから登場しておりこちらは圧倒的に価格が安いです。

CIO NovaPort TRIOⅡ 65W

製品名	最大W数	サイズ	重さ	備考
CIO NovaPort TRIOⅡ 65W	65W	‎‎約5.4×4.0x3.0cm	109g	2色(ブラック・ホワイト) プラグ折りたたみ可 GaN
VOLTME Revo 35 Duo	67W	‎約5.9×5.4×3.1cm	128g	2色(ブラック・ホワイト) プラグ折りたたみ可 GaNIII 「V-Dynamic」採用

コンパクト・持ち運び性能を重視した場合に「CIO NovaPort TRIOⅡ 65W」はかなり良い選択肢です。

とにかくコンパクトに持ち運びたい！という方はCIOの充電器を選択するのがいいでしょう。

一方で価格については通常時でもVOLTMEのRevo67の方が1200～1300円程度安いためコスパ重視ならVOLTMEを選ぶのが吉。

VOLTME Revo67の気になる点

ガジェット好きには物足りない？尖った性能がない

性能そのものに気になる点はありません。

GaN III・V-Dynamicによるコンパクト＋安全性の両立、コストパフォーマンスの高さ、唯一無二のデザインなどVOLTME Revo67の良いところはたくさんあります。

よく言えばバランスに優れた製品ですが、一方で、他社と比較した際の大きく秀でたポイントをスペック上で見ることは難しいと感じました。

同時充電時にも急速充電が可能、モバイルバッテリーにもなる、充電器そのものが折り畳みできるなどよりVOLTEME製品が他の製品にはない魅力で溢れることを期待しています。

まとめ

Voltme Revo 67はブラック+オレンジのアクセントカラーでめちゃくちゃかっこいいデザイン。

コンパクトで最大67Wの高スペック・3台同時充電が可能。

理想的な「実用×デザイン×価格」のバランスを兼ね備えた充電器だと感じました。

外出用のノートPC充電器としてチェックしてみてはいかがでしょうか。