※こちらの記事は製品の仕様ではなく製品の個体差による不具合を追求している可能性が御座います。万が一同じ症状になった場合のみ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
- Anker PowerExpand 8-in-1のデメリット
- Anker PowerExpand 8-in-1のデメリットを解決する方法
- Anker PowerExpand 8-in-1を使ってiPadを使いこなす方法
ハブを介したiPadへの給電の安定性はない物と割り切った方がいいかもしれないね・・・。
それ以外の機能は問題なく使えているよ!
今回はAnker PowerExpand 8-in-1をiPad Proのドッキングステーションとして使う際の注意点と解決方法をお話します。
そもそもAnker PowerExpand 8-in-1 はUSB-CハブなのでACアダプタから電源を供給するタイプのドッキングステーションのような働きを期待する方が間違えているのかもしれません。
でも10Gbpsの高速転送、別途給電用のtype-Cポートも存在、LANアダプターやHDMI画面出力搭載しているのに安価ときたら期待しちゃいますよね。
こんな風に使いたかった
まずは、どんな期待をして僕がAnker PowerExpand 8-in-1を購入したのかをお話しします。
使い方としてそもそも誤りがあるという場合もありますので、どちらかというとこの製品に同じ期待をしている方への注意喚起として読んで頂けますと幸いです。
タブレットスタンドとAnker PowerExpand 8-in-1ハブを両面テープで接着して、スタンド兼ドッキングステーションとして利用し、部屋での使用時に給電しながら外部画面出力を行い、SSDなどを接続してよりPCライクに利用したかった。
というものになります。基本的には常時接続しっぱなしを想定していました。
iPadへの給電が不安定
65W充電機を使用していることが前提です(ハブ15W->ipad12.9 40W )
正確な時間は測れていないですが、充電が100%に到達してから暫く経過した後、iPad本体への給電がストップすることがあります。
iPad本体との接続されているケーブルを抜き差ししても充電状況は戻りませんでした。
解決策はハブに接続されている側の充電ケーブルを抜き差しすることです。
ハブ側で制御しているのか製品の不具合なのかわかりませんが少し不便です。
使用中ももちろん常に充電していて欲しいのですが、一番は困るのはiPadを使っていない時に充電したいのにも関わらず、朝起きた時や帰宅した頃には充電がストップしており残量が減っていることがあるという点です。(ハブに電力を取られている状態)
そのため、長時間充電用のケーブルを別途用意しなくてはなりませんでした。
延長ケーブルを利用すると機能が制限される
スタンドにハブを接着したりデスクに固定するとケーブルがiPad本機へ届かないケースが多いと思います。
ケーブルが短いことによる配置の自由度が薄いのがUSB-Cハブのデメリットとなります。
そこで今回はNIMASOのtype-C延長ケーブルを使用しました。
商品説明通り「画面出力(音声出力)」「データ転送」「LAN接続」については問題なく行えますが、USB接続の「bluetoothレシーバー」「マイク」「ヘッドホン」「WEBカメラ」などが使用できなくなります(延長ケーブルを介さずハブを直接iPadに接続している場合は利用できました)
NIMASO USB Type-C
基本的にデータ転送系以外のデバイスをiPadに直接bluetoothで接続している場合やスマートコネクタで接続している場合は問題無いですがマウス、キーボードをレシーバーを介して利用していたり、USB接続の有線デバイスを使用している場合は注意が必要です。
解決策 Magic Keyboardと組み合わせる
今回、個人的に一番デメリットと感じたのはiPadへの給電(充電)の不安定さにありました。
そこで給電機構としてMagic Keyboardと併用させます。
充電はMagicKeyboardから、他の機能をハブから供給を受けることで安定して稼働します。
MagicKeyboardとiPad本体のポートと同時充電している場合、どちらか片方から充電されます。
この際どちらか一方の接続を切っても充電は持続されます。
使用時・不使用時問わずこのままのセットアップにしておけるのでケーブルの取り回しが楽になります。
Magic Keyboardがワイヤレス充電スタンドとしても機能するのが良いです。
また、キーボードとトラックパッドも同時に接続されるため、USBレシーバーでワイヤレスマウスやキーボードと接続する必要がなくなるので、延長ケーブル絡みの問題も一部解決できます。
総評
据え置きのドッキングステーションとして利用するにはやや工夫が必要になりました。
一方で純粋にUSB-Cハブとして必要な時だけ使用するといった場面ではむしろ快適に利用できています。
SSDやHDDのデータ転送、映像出力、有線LAN接続に関しては今のところ常に安定して動作しています。
あくまでドッキングステーション風に利用する場合の注意点として読んで頂けますと幸いです。
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