こんな方におすすめ!
- iPhone Duoの発表で、初めて折りたたみスマホが気になった方
- Galaxy Z Foldシリーズから乗り換えるか迷っている方
- スマホとタブレットの2台持ちをやめるべきか悩んでいる方
- 36万円を出す価値があるのか、折りたたみを使っている側の本音を知りたい方

折りたたみのiPhone、ついに出たね。ぺーはGalaxyの折りたたみを使ってるけど、戻るの?

発表内容をひとつずつ見ながら、良いと思ったところと気になったところを正直に書いていきます。
こんにちは、ぺー(@pe_log_net)です。
折りたたみiPhoneが、iPhone Duoという名前で発表されました。
364,800円から、予約は10月16日21時、発売は10月23日です。

この記事の製品画像は、Apple公式サイトおよび公式紹介動画より引用しています。
前提:折りたたみ歴2年3ヶ月、手ぶら通勤、タブレット複数持ち
折りたたみ歴は2年3ヶ月です
2024年6月にGalaxy Z Fold5を購入し、今はGalaxy Z Fold8 Ultraを愛用中。
通算2年3ヶ月、ほかの形のスマホには戻っていません。
折りたたみスマホ大好きマンです。
出勤時にバッグもリュックも持たない人間です
この記事の結論は、読む人がどちら側かで変わります。
通勤時にバッグもリュックも持ちません。
ポケットに入らないものは、その日一日持ち出せません。
毎日カバンを持って出る方は、後半だけ読んでもらえれば足ります。
スマホとタブレットを1台にまとめたい側ではありません
折りたたみは、1台でスマホとタブレットを兼ねるデバイスとして紹介されがちです。
ただ、実際に使っている側の実感として、そこは魅力の中心ではありません。
家ではタブレットで動画、スマホで連絡とSNS。
この分け方が単純に楽です。
折りたたみは開いても画面は1枚です。
動画を流しながら別のことをする気楽さは、2台持ちにしかありません。
折りたたみスマホは、結局なにを解決してくれるのか
タブレットを持ち歩けない時間を埋めてくれる
手ぶらで出ると、タブレットは家に置いていくしかありません。
折りたたみを選んだ理由は、突き詰めるとここだけです。
2台を1台にまとめたかったのではなく、持ち出せない時間帯にだけ大きい画面を用意したかったという話です。
ポケットにタブレットが入るという言い方は、手ぶら派にとっては言葉どおりの意味になります。
カバンを持つ方には、正直おすすめしません
カバンを持つなら、ミニタブレットを1枚入れておけば済みます。
連絡用のメインスマホと業務用のタブレットの2台構成の方が無理に1台に集約するよりも遥かに勝手がいいと思っています。
荷物を減らす一点のために36万円は、コスパで見ると勧められません。
スマホとタブレットの2台持ちのほうが安く、用途でも分けられます。
通勤中の動画視聴をもっと良くしたい、くらい具体的な目的があるなら価値はあります。
ここがポイント!
- 折りたたみが刺さるのは、カバンを持たない人
- カバンを持つなら、ミニタブレットとの2台持ちで足りる
- 荷物を減らすためだけに36万円は割に合わない
- 用途をはっきり言えるかどうかで、答えが変わる
おすすめは、折りたたみと11インチ以上のタブレットの2台持ち
集約を勧めないどころか、贅沢を言えばこの形を勧めたいです。
組み合わせるのはミニタブレットではなく、できるだけ大画面のタブレット。
外は折りたたみ、家は大画面。
この分け方をすると、中間サイズほど役割がなくなっていきます。
もちろん中間サイズと併用する選択肢もあります。
iPhone Duoの発表内容と、Fold8・Ultraとの比較
| iPhone Duo | Galaxy Z Fold8 | Galaxy Z Fold8 Ultra | |
| サイズ(開)幅×高さ×厚さ | 164.6 × 117.8 × 5.2mm | 161.4 × 123.9 × 4.5mm | 143.2 × 158.4 × 4.1mm |
| サイズ(閉)幅×高さ×厚さ | 84.1 × 117.8 × 11.3mm | 81.9 × 123.9 × 9.7mm | 72.8 × 158.4 × 8.9mm |
| 質量 | 254g | 201g | 215g |
| インナーディスプレイ | 7.6インチ/1,878×2,670 | 7.6インチ/1,848×2,448 | 8.0インチ/2,504×2,256 |
| アウターディスプレイ | 5.4インチ/1,398×2,034 | 5.5インチ | 6.5インチ/2,520×1,080 |
| インナー側のインカメラ | アンダーディスプレイ | パンチホール | パンチホール |
| 生体認証 | Touch ID(サイドボタン) | 指紋/顔 | 指紋/顔 |
| アウトカメラ | 48MP×2(光学2倍) | 50MP×2(望遠なし) | 200MP+50MP+望遠10MP |
| バッテリー | デュアル構成/ビデオ31・44時間 | 4,800mAh | 5,000mAh |
| 耐水・防塵 | IP68 | IP48 | IP48 |
| ペン | Apple Pencil(USB-C)年内 | 非対応 | 非対応 |
| 価格(最小容量) | 364,800円 | 269,880円 | 296,780円 |
Z Fold8とほぼ形状は同じ

閉じて84.1×117.8mmと81.9×123.9mm。
開くとどちらも横長で、インナーは同じ7.6インチ。
カバー側は5.4インチと5.5インチ、カメラも望遠なしのデュアルとなっています。
価格:364,800円から

256GBで364,800円、512GBで399,800円、1TBで469,800円、2TBで574,800円。
Fold8 Ultraが296,780円、無印のFold8が269,880円。
Ultraとは68,020円差、無印とは94,920円差です。
Ultra相手なら思ったほど離されていませんが、無印と比べると10万円近く開きます。

サブで持つには高すぎます。正直、足元を見すぎだと思いました。
サイズと重量:254g、閉じて11.3mm

開いて164.6×117.8×5.2mm、閉じて84.1×117.8×11.3mm、254g。
Fold8 Ultraは閉じて8.9mm、215g。
2.4mm厚く、39g重いことになります。
無印のFold8が201gなので、そちらとは53g差。
そしてこの254gという数字、Z Fold5の253gとほぼ同じです。
閉じたときの厚みはFold5が13.4mmだったので、そこは2.1mm薄くなっています。
Fold5の頃の重さと厚みに、世代を逆行させた形です。
そのうえで、Galaxyが廃止した公式ペンへの対応とUDC(アンダーディスプレイカメラ)を載せてきました。
そこで差別化を図ってきた、という印象です。
開いた状態の5.2mmは確かに薄いものの、折りたたみ同士で並べるとFold8 Ultraの4.1mmのほうが薄いです。

UDCが載っているとはいえ、この形でこの厚みと重さを今さら許容できる人は多くないと思います。私は無理でした。
アウターディスプレイ:5.4インチ、幅84.1mm

iPhone Duoは特殊なパスポート形状かつ厚みがそこそこあります。
その点、Fold8 Ultraは158.4×72.8mmで、閉じている間はただのスマホとして何も考えずに使えます。
私としては閉じた状態でも片手操作が十分にできるかということも重要なポイント。
普通のスマホの横幅がだいたい70mm台前半なので、そこから10mm以上広い板を、厚くて重い状態で握ることになります。
iPhone Duoのサイズ感では片手操作に結構な慣れと訓練が要るはずです。
無印のFold8も81.9mmで似た幅ですが、9.7mmで201g。
同じ幅でも、薄さと軽さがあるぶん逃げ道があります。
インナーディスプレイ:7.6インチ、開くと横長

開いた状態は164.6mm幅に対して高さ117.8mm、つまり横長です。
1,878×2,670で430ppi、インナー側はNano-texture仕上げ、10層以上の超薄型レイヤー構成。
映り込みを抑える仕上げで、Appleはこれまでハイエンドのディスプレイに使ってきました。
Fold8 Ultraにも反射防止加工は入っているので、見え方の差は実機を並べないと分かりません。
Fold8 Ultraの8.0インチは2,504×2,256でほぼ正方形なので、動画では上下に太い帯が出ます。
通勤中に動画を見る用途なら、横長のiPhone Duoが素直に有利です。

マルチタスク:Split View

2つのアプリを並べて表示できます。
開くと横長なので、左右分割は素直に効きます。
左右の入れ替えに加えて、よく使う組み合わせをペアとして保存しておけます。

折り畳みスマホでは当たり前の機能になっているので強みとしては弱いですね。
iOS 27のUI:操作系は画面の側面へ

ホーム画面のDockが、画面の右端に縦並びになりました。
閉じているときも右端で、アウター側も同じです。

ロック画面のコントロールも、アプリのナビゲーションも側面です。
Appleの説明では、縦方向のスペースをコンテンツに使うための配置です。
iPhone Duoは開いても閉じても高さが117.8mmで、そこだけは変わりません。
Fold8 Ultraは158.4mmなので、40mmほど低いことになります。
下にDockを置けば、ただでさえ短い縦がさらに削られます。
ワイドな形に合わせて横にDockを置くという発想自体は、素直に良いと思います。
縦に余裕のあるFold8 Ultraなら、Dockは下のままで困りません。
Galaxyには、画面の端から引き出すエッジパネルがあります。
側面を活かすという点では、Galaxyのエッジパネルも近い発想です。

横長な形状を活かしたDock位置採用はUIの完成度の高さを感じますが、OneUIのエッジパネルも優秀なのでここは好みかもしれません。
アンダーディスプレイカメラ:Appleが載せて、Galaxyが捨てたもの

iPhone Duoのインナー側はアンダーディスプレイのFaceTimeカメラで、画面に穴がありません。
Fold8シリーズはパンチホール式で、コンテンツを見ているときは視界に入ります。
Galaxyは薄さと軽さを取ってUDCを捨て、Appleは重さを受け入れてUDCを載せてきました。
現状ではパンチホールに慣れてきたこと、薄さの恩恵を強く受けていることもあって悩ましいですが、素直にUDCを採用したiPhone Duoを羨ましく思います。

厚みをとるかUDCを取るか・・・・
でもワイド形状の折り畳みの厚みや重さを大きくしてしまうと普段使いに問題出てきそうな気がする・・・。
Touch ID:サイドボタンに復活
サイドボタン内蔵の指紋認証センサーで、Face IDは非搭載です。
折りたたみでは、閉じたままでも開いたままでも指紋のほうが速い場面が多いです。
妥協ではなく、形状に合わせた選択だと思います。

iPadのFaceIDかなり優秀だからこれは載せてほしかった・・・・
カメラ:48MP×2、望遠レンズなし

48MP Dual Fusionで、メインと超広角の2眼構成。
望遠レンズはなく、光学2倍ズームインと2倍ズームアウト、光学品質4倍レンジという構成です。
Fold8 Ultraは200MP+50MP+光学3倍望遠なので、ハードの構成としては上です。
ただし折りたたみで望遠を積むこと自体が厚みとの取引になります。
そのぶん、折りたたみならではの撮り方が用意されています。
本体だけで自立するので、三脚なしで置いて撮れます。

アウトカメラをそのまま使うので、自撮りも48MP。

望遠よりも超広角の方が使用頻度は多いと思うので2カメラは意外に気にしない人がおおいかも。
Apple Pencil:対応。ただし年内
Fold8 UltraはSペン非対応になり、折りたたみでペンが使えなくなったことは明確な減点でした。
iPhone DuoはApple Pencil(USB-C)に対応します。
ただし公式の注釈には、年内に利用できるようになりますと書かれています。
発売日の10月23日時点では使えません。
対応するのはApple Pencil ProではなくUSB-Cモデルで、感圧やダブルタップには対応していない世代です。
メモを取る程度なら十分、絵を描くなら物足りない、という線引きになります。

Apple Pencilはそこそこのサイズなので、いよいよポケットだけでは完結できない組み合わせになってしまいます。
Sペンのような本体に仕込める形状になって、はじめて理想かなとは感じます。
ヒンジと冷却
ヒンジは100以上の部品で構成、トルクを細かく調整して開閉にスナップ感を出したとしています。
Fold8 UltraのArmor FlexHingeも開閉は十分に滑らかなので、ここは実機で並べたい部分です。

A20 Proはベイパーチャンバー冷却。
長時間のゲームで効いてくるのはこちらです。

IP68とデュアルバッテリー
IP68等級、最大水深6メートルで最大30分。
Fold8 UltraはIP48で、防塵は完全ではありません。
ヒンジのある機構でIP68はかなりのものです。
ビデオ再生はインナー31時間、アウター44時間。
Fold8 Ultraは最大約27時間。
測定した画面が違うので単純には比べられませんが、数字の上では上回っています。
iPhone初のデュアルバッテリー構成です。

バッテリー持ちが良いのは重要な部分なのでスペック通りならばかなりのメリットだと思います!

まさかのIP68って折り畳みスマホとしてはめちゃくちゃすごいよね。
物理SIMは非対応
デュアルeSIMのみで、物理SIMカードは使えません。
乗り換える前に回線側の確認が要ります。

最近eSIMだけの機種増えてきたけど乗り換え面倒だから物理SIMは出来ればあってほしい・・・・サブスマホ使ってると余計に感じます。
iPhoneであることの強み
iPhoneを使っている方は、覚え直しがほとんどないまま折りたたみに乗り換えられます。
ただ、私は元iPhoneユーザーですが、One UIへの乗り換えも問題ありませんでしたし、こちらの方が合っていると感じました。
ここはあまり固執せずに色々なUI・OSに触れてみるのもありかなと思います。
それよりもApple Watchが使えることが圧倒的に羨ましいです。
Galaxy Watchは最新版のことは分かりませんが、少なくとも私が使っている6は、古いApple Watch Series 7と比べても大きく見劣りしています。
イヤホンはGalaxy Buds4 Proで評価を取り戻してきたとはいえ、Appleは周辺機器の質も高いので、エコシステムを維持するという意味では価値が高いと思います。

周辺機器込みで考えるとiPhoneはかなり優秀なのでそういう意味ではApple製品を使い続けられるのはメリットとしてかなり大きいと感じます。
余談ですが、サードパーティ製品もApple製品には本気だしてくるので周辺機器もGalaxyに比べて優れたものが登場してくると思います。
「iPhone」というだけで有利なのでアクセサリの充実度合で購入・乗り換えたくなるシーンは出てくる気がしています。
それでも引っかかること
フォトフレームにも置き時計にもしません
Appleは、パソコンのようにも、フォトフレームや置き時計のようにも使えると見せてきました。
横置き、縦置き、テント、スタンバイ。

ただ、家には大画面のタブレットがあります。
置き時計もフォトフレームも、そちらの役割です。
1台で全部やる前提の提案なので、集約しない側にはあまり刺さりませんでした。

使わない機能なのに、すごく魅力的に見えるのがAppleの製品プレゼン力ですよね。
1つの形状だけで勝負をかけてきたこと
まだ馴染みのない形状を1バージョンだけで出してきたのは、正直に言って不安です。
合わなかったときの逃げ場がありません。
ただし、これは周辺機器の話と表裏一体でもあります。
形状が1つだからこそ、アクセサリーもそこに集中する。
不安要素がそのまま利点にもなっています。
結論:買いません
折りたたみタブレットとしては、素直に魅力的です。
開くと横長の7.6インチ、アンダーディスプレイカメラ、IP68。
Appleのサブ端末を1台持つ、という意味でも惹かれます。
ただ、364,800円です。
サブ端末に出せる金額ではありません。
かといってメインに据えるには、幅84.1mm・厚さ11.3mm・254g。
Fold8 Ultraの薄さと軽さの恩恵を毎日受けている以上、ここを手放す判断もできません。
Apple Pencilが年内対応で、発売時点では使えないことも急ぐ理由をなくしました。
アンダーディスプレイカメラだけは、本当に羨ましいです。
勧めない立場で書いてきましたが、自分は折りたたみを使い続けています。
手ぶらで出るという条件がある自分には必要だからで、その条件がない方には要らない、というだけの話です。
どれだけこだわりがあるか、用途をはっきり言えるか。
折りたたみを買うかどうかは、そこを考えてから決めるべきだと思います。
まとめ
ここがポイント!
- 折りたたみは1台にまとめる道具ではなく、タブレットを持ち出せない時間を埋める道具
- カバンを持たない人には代わりがない。持つ人にはミニタブレットで足りる
- おすすめは折りたたみと11インチ以上のタブレットの2台持ち
- iPhone Duoの形状は、Galaxy Z Fold8とほぼ同じ
- 良いと思ったのは、UDC・IP68・バッテリー持ち・エコシステムとアクセサリーの充実
- Apple Pencil対応も良い方向。ただし年内で、発売時には使えない
- 気になるのは、この形での厚みと重さ、そして価格の高さ
- 慣れと我慢はメーカーが変わっても残る
- 折りたたみタブレットとしては魅力。ただしサブ端末に364,800円は出せない
カバンを持たない生活で、364,800円を出せるなら候補になります。
そうでないなら、Z Foldシリーズのほうが噛み合うはずです。
折りたたみが気になっているなら、まず自分がどちら側かを決めるのが早いと思います。



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