こんな方におすすめ!
- Galaxy Z Fold8 Ultraの購入を検討している方
- 旧世代の折り畳みスマホからの買い替えを考えている方
- Fold8の無印とUltraで迷っている方
- 折り畳みスマホをメインで使いたい方

ついに買っちゃったの?しかも無印じゃなくてUltraのほう?

そうなんです。実機を触り比べたうえで、こちらにしました。その理由も含めて書いていきますね。
こんにちは、ぺー(@pe_log_net)です。
折り畳みスマホを2年半メインで使い続けてきて、今回Galaxy Z Fold8 Ultraを購入しました。

今回のFold8世代は、無印とUltraの2機種展開です。店頭で両方を触り比べたうえでUltraを選んだので、その判断の経緯も含めてまとめていきます。

なお、前機種であるFold5を2年半使った記録はこちらにまとめています。どこが劣化してどこが劣化しなかったのか、実際の消耗具合を書いているので、買い替えを検討している方は合わせてどうぞ。
Galaxy Z Fold8 Ultra

メリット
- 5,000mAhで動画再生は最大約27時間。45W充電で0%から65%まで約30分
- メインディスプレイの反射防止加工。
- 閉じても開いても穴がない、バランスの良さ
- 215g・閉じて8.9mm・開いて4.1mmの薄型軽量ボディ
- Armor FlexHingeでストレスなく開閉できる
- 超広角が5,000万画素に。広角も超広角も8K動画撮影に対応
- Armor Aluminumとチタニウム補強、IP48防水
- フレックスモード対応でスタンド運用が快適
デメリット
- メイン画面のインカメラがパンチホール式で、動画や電子書籍で視界に入る
- Sペンに対応していない
- 反射防止のせいか輝度が上がったにも関わらず屋外で画面がやや暗く感じる
- 45Wの急速充電器は別売
概要・スペック
ここがポイント!
- 5,000mAhのSi-Cバッテリーで動画再生は最大約27時間
- 有線45W/ワイヤレス20W。0%から65%まで約30分
- メインディスプレイに反射防止加工、ピーク輝度は3,000nits
- 閉じて8.9mm、開くと4.1mm、重さは215g
- 広角2億画素・超広角5,000万画素・望遠1,000万画素(光学3倍)
- Sペンには対応していない
| 項目 | 詳細 |
| 製品名 | Galaxy Z Fold8 Ultra |
| サイズ(開いた状態) | 158.4 × 143.2 × 4.1mm |
| サイズ(閉じた状態) | 158.4 × 72.8 × 8.9mm |
| 質量 | 215g |
| メインディスプレイ | 8.0インチ/2504×2256/QXGA+/Dynamic AMOLED 2X |
| カバーディスプレイ | 6.5インチ/2520×1080/FHD+/Dynamic AMOLED 2X |
| CPU | Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy |
| RAM | 16GB(1TBモデル)/12GB(512GB・256GBモデル) |
| ROM | 256GB/512GB/1TB |
| 電池容量 | 5,000mAh(動画再生 最大約27時間) |
| 充電 | 有線45W/ワイヤレス20W/リバースワイヤレス充電 |
| アウトカメラ | 広角200MP+超広角50MP+望遠10MP(光学3倍) |
| 動画撮影 | 広角・超広角ともに8K動画撮影対応 |
| インカメラ | パンチホール式(メイン側) |
| 防水・防塵 | IP48 |
| カラー | バイオレットシャドウ/グラファイト/クリーム/グリーンシャドウ(Samsung.com限定) |
| 価格 | 約30万円~ |
外観チェック
まずは開封して実機外観をチェックしていきます。


カラーはグラファイトを選択。光に当たるとやや明るめの灰色に見えますが、肉眼ではもう少し落ち着いた色見。

いやぁ、本当に薄い。
Z Fold5からの乗り換えだから余計にそう感じます。
閉じた状態

閉じた状態がこちらです。折り畳みだと言われなければ気づかない、ごく普通の少し縦長のスマートフォンに見えます。

背面のカメラは3眼です。
Z Fold7から引き続きメインカメラは2憶画素、望遠は1000万画素。
超広角が5000万画素にパワーアップ。

画面が2枚重なっているとは思えない薄さ。

スマホとして一般的に使いやすい横幅なので操作しやすいし握りやすい。

ヒンジ側の側面にはSAMSUNGのロゴが入っています。
ここが背表紙のように見えるので、閉じて置いておくと手帳のような佇まいになります。

縦横比に無理がないので、閉じたままでも普通のスマートフォンとして使えます。

片手で持ったまま、ホーム画面の操作くらいは無理なくこなせます。
開かずに済ませられる場面が多いのは日常的に効いてきます。

実測では220g。
折り畳みスマホとしてはかなり軽量な部類です。
開いた状態


8インチの正方形に近い比率で、上部のパンチホールがやや目立つ印象です。
薄くて軽量なので持ちやすいですし、疲労感も少ないのが嬉しい。

厚さわずか4.1mmです。超極薄。
まっすぐ開ききってくれて気持ちいい。

ヒンジの強度も程よく開きやすい。
全開直前でバネが強力になり、ピンッと真っすぐ開き切ってくれる感じです。
ポート・ボタン類

右側面に音量ボタンと電源ボタンが並びます。
電源ボタンは指紋センサーも搭載しており、反応はかなり良いです。
Galaxyスマホの好きな部分の一つです。

上部はスピーカー、SIMトレイという構成です。

下部にはスピーカーとUSB-Cポートが一つ。

Type-Cポートの限界まで攻めた薄さ。
端子の形状が変わらない限りこれ以上は薄くならなそうですね。本当にすごい。
Galaxy Z Fold8 Ultraの注目ポイント
派手な新機能で驚かせるタイプの端末ではありません。
前の世代で指摘されていた細かい問題点を部分を、一つずつ潰してきたという内容です。
順に見ていきます。
注目①:バッテリー容量が600mAh増え、動画再生は3時間伸びた
バッテリー容量は5,000mAh。
充電は有線45W、ワイヤレス20Wに対応し、リバースワイヤレス充電も使えます。
最大で0%から67%まで約30分とされています。(以降は速度をセーブしてゆっくり充電されていきます)

公式の比較によると、従来モデルから容量は600mAh増加、動画再生時間は3時間伸びているとのこと。動画再生は最大約27時間とされています。数字として一番はっきりしている進化点です。
しかも開いた状態で4.1mmという薄さを保ったままの増量です。
これを可能にしているのがシリコンカーボン(Si-C)バッテリーの採用で、Galaxyのスマートフォンとしては初めての搭載になります。

大容量なのに充電速度がかなり速くて驚きです。
こういうカタログでは目立たないスペック向上が日常使いで実はとても大きいメリットになると実感しました。

ただし45W対応の充電器は付属しないから注意してね!
充電持ちもハッキリと良くなったと言い切れます。
Z Fold5時代は消耗している状態ではありますが、私の使い方(SNSやLINEベースで昼は動画視聴が主)で日中充電しなければ夜中には切れている状態。
大体8:00~18:00では30%~40%台くらいに落ちていました。
Z Fold8 Ultraでは同様の使い方で18:00頃でもまだ70%も残っている状態なので小まめな充電地獄からは明確に抜け出せています。
ストレスフリー。

充電サボってても全然減ってないのすごい嬉しい。
良い意味で残りの充電どのくらいか見たくなってしまう感じです。
注目②:反射防止加工と3,000nitsのピーク輝度

メインディスプレイに反射防止加工が施されました。ピーク輝度も3,000nitsに達し、従来モデルより約15%明るくなっています。
なお、メインディスプレイの解像度も2504×2256へと上がっています。ただし目で見て違いが分かるレベルではないと言われており、実際どういう効果があるのかは正直よく分かりません。優位点として数えるのは難しい部分です。

反射防止効果はたしかに実感できる一方で、野外で画面を見た時に最大輝度にしてもやや暗くなっている印象は感じます。

惜しい部分もあるけど、黒画面で自分の顔がはっきりと見えない部分についてはかなり良い感じだよね。
注目③:Armor FlexHingeでスムーズに開閉できる

ヒンジにはArmor FlexHingeを採用。厚みと幅を抑えつつ、摩擦を低減する折りたたみ機構です。あわせて内側のベゼル間隔を広げたことで、ストレスなく開けるようになっています。
折り畳みスマホは1日に何度も開閉するものです。1回あたりの差はごくわずかでも、毎日繰り返す動作なので、こういう改良は積み重なって効いてきます。

とてもスムーズに開きます!折り畳みスマホとして着実に進化していると感じました!
注目④:Armor Aluminumとチタニウムによる堅牢性、IP48防水
薄さと軽さを追求しながら、素材面の補強もしっかり入っています。
- フレームにArmor Aluminumを採用し、内部コンポーネントと外側のエッジを保護
- 前面にCorning Gorilla Glass Ceramic 3、背面にCorning Gorilla Glass Victus 2
- ディスプレイ下の衝撃吸収層に2層のチタニウム
- Armor FlexHingeも耐久性の高い素材を採用し、薄型ながら堅牢な設計
- IP48規格の防水性能
折り畳みスマホの一番の弱点は、内側の大画面がどうしても繊細になりがちなところです。
そこに複数の対策が入っているのは、長く使う前提だと安心材料になります。
注目⑤:5,000万画素の超広角と8K動画撮影

カメラ構成は広角2億画素(光学相当2倍ズーム)+超広角5,000万画素+望遠1,000万画素(光学3倍)。広角も超広角も8K動画の撮影に対応しました。
今回の目玉は超広角です。約5,000万画素まで引き上げられ、F1.9に対応したことで明るさが約34%向上しています。
広角だけ画素数が高くて、超広角に切り替えた途端に画質が落ちる。折り畳みにありがちなこの体験が、ここで解消されています。
あわせてAIによる画像処理システムProVisual Engineを搭載し、夜間でも色鮮やかでシャープな撮影ができるとされています。
暗所に強くなるのは、室内でとっさに撮る場面が多い自分にとってはありがたいところです。
注目⑥:Snapdragon 8 Elite Gen 5

SoCはSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy。
NPUは約21%の性能向上で、CPU・GPUもあわせて強化されています。
正直なところ、この差を日常操作だけで体感するのは難しいと思います。
ただNPUの強化はAI機能の処理に効いてくる部分なので、そこは使い込みながら見ていきます。

最新SoCを活かせる場面が少ないのもあってあまり注目はされていませんよね。

長く使っていくと将来的に嬉しいポイントになりえることもあるので気長に待つことにしましょう!
注目⑦:One UI 9を最初に搭載した端末である

One UI 9はGalaxy Z Fold8 Ultra、Galaxy Z Fold8、Galaxy Z Flip8に初搭載され、その後ほかのGalaxyデバイスへ順次展開されると案内されています。
つまりしばらくの間は、この3機種だけが先に使える状態です。いずれ他の端末にも降りてきますが、それまでには時間がかかります。
新しい端末を買う価値のひとつだと思っています。
実質的な変化はAI機能とカスタマイズまわりに集まっているので、そこから目玉を2つだけ挙げておきます。
Now Nudge:アプリを切り替えずに次の作業へ進める

今の画面を認識して、次のアクションにつなげるプロンプトを出してくれる機能です。
カレンダーの確認、スケジュールの追加、地図への場所の保存などが提案されます。
公式が挙げている例が分かりやすいので紹介します。
チャットで日程を尋ねられた場面で、画面上にカレンダーを開くプロンプトが表示され、タップすると左にチャット、右にカレンダーの分割画面になるというものです。
ポイントはアプリを手動で切り替えず、今の作業を見失わないまま次のタスクへ行き来できるという点。
そしてこれは折り畳みだからこそ成立する体験です。画面が1枚しかない端末では、結局アプリを切り替えることになります。
……と、ここまでは公式の説明をもとにした話です。
正直に書くと、私はまだこの機能をよく分かっていません。
設定でオンにはしているのですが、実際に提案が表示される場面にまだ一度も遭遇していません。LINEでも使えるように書かれているものの、どういう条件で出てくるのかが掴めていない状態です。
そもそも発火する場面が来ていないだけなのか、条件を満たしていないのか、そこも分かっていません。使えるようになった時点で、この項目は書き直します。

機能としては面白そうなのですが、使い方?発火基準がわからなかったためまだ試せていません。
マイファンカム:全体を撮っておいて、後から寄せる

イベントや集まりを撮るときに、まず全体をフレームに収めて撮っておく。
そのあとギャラリーアプリから、特定の人物にスポットライトを当てた構図に切り抜けるという機能です。被写体を自動で追いかけてくれます。
しかも好みのアスペクト比に変更できます。1:1や9:16といった比率が選べるので、SNSに投稿する形に合わせて切り出せます。
撮影中に動く被写体を追いながら綺麗な構図を作るのは、正直かなり難しいです。
撮るときは構図を捨てて全体を押さえ、フレーミングは後から落ち着いてやる。
この発想自体には汎用性があると思います。
ただし使える場面はある程度限られそうだとも感じています。
たとえば幼稚園の運動会のように大勢が入り乱れている中から特定の子を綺麗に追い続けるのは、かなり難しい。実際にそういう動画を対象にするとうまく切り出してくれなかった。
そもそも撮っている本人が我が子を見失っている場面すらあります。元の動画で被写体を捉えられていなければ、後から追いようがありません。
公式のサンプルのように被写体がはっきり追える状況でこそ機能する、という理解が現実的だと思います。
整理すると、この機能を活かすには前提が2つあります。
- 被写体が画面内に安定して映っていること(撮れ方の問題)
- 切り抜きに耐えるだけの解像度があること(画質の問題)
広角も超広角も8K撮影に対応しているので、全体を高解像度で押さえておけば、切り抜いたあとも解像度が残ります。
8K撮影とマイファンカムは、組み合わせて初めて意味が出る関係だと言えそうです。
一方で前者は撮り方の問題なので、機能でも画質でも解決できません。
全体を撮っておけば後から何とかなる、とまでは言えない。ここが惜しいところです。

マイファンカムで編集する前提にすることも結構大事なのかなと思いました。
ファーストインプレッション
片手操作はどうか

やはりZ Fold8 Ultraの購入になった一番の決め手です。
縦長形状がとにかく片手操作に向いており、私としてはこれがメインスマホとして大前提であると思っています。
Z Fold8無印はも軽量コンパクトで非常に魅力的なデザインですが、片手操作に工夫や慣れが必要そうなことを店頭で確認し、かなり惹かれましたが長く使うなら普段使いの中でストレスの少なそうなZ Fold8 Ultraにしたという経緯があります。

ぺーは指短いから幅広いスマホ使えないもんね。

何も言い返せない。
開いたときの使用感

まず軽くて薄いのでとにかく手に持ちやすく疲労感がないです。
Z Fold5やミニタブレットであるXiaomi Pad miniと比べてもその差は歴然。
ずっと持っていられる、なんならずっと持っていたいとすら感じます。
あと、一番私が感動しているのは折り目の改善です。

巷ではよく折り目が目立たなくなったとか、無くなったわけではないとか意見されていますが、実際目立たなくなったのはたしかなんですが、それはZ Fold5の時点でさほど気にする部分では無かったです。
すごいのは触れたときの感触。
Z Fold5の時は折り目の見え方は気にならなかったですが明確に凹凸がありました。
ペンで書く時やスクロール時にスライドする時なんかにその感触がハッキリ伝わっていたのですが、Z Fold8ではこの凹凸の感触がかなり消えています。
正確に言えば意識すれば若干の凹凸はもちろんあるのですが、それをストレスに感じることは一切なくなりました。

この凹凸の無さは感動するレベルです。ぜひ店頭で一度確かめてください。
できれば過去機種と比較できるとそのすごさがわかるのですが・・・。

Youtubeなどに関してもしっかりタブレット表示になるので快適に操作できます。
画面サイズが大きい分一度に表示される情報が多いのでブラウジングという意味ではかなり優秀だと言えます。


画面比率のせいで無駄なスペース(黒帯)が非常に広くなってしまっていますが、これによって没入感が損なわれるという印象はありません。
ただ、動画視聴がメインになると、このスペース分無駄な本体サイズになっているということになるので、より軽量でコンパクトな無印Fold8に目移りしてしまうのは仕方ないことなのかなと思います。
動画以外の使用レビューについては後述していきます。
パンチホールは実際どこまで気になるか

さて、Zfold8 Ultraの開いた時の最大の問題点であるインカメのパンチホール方式邪魔問題。

最大サイズで動画を見るために横向きにすると動画の丁度左上に来ます。(もしくは右下)
そんなところに来たらサイドテロップの邪魔になるし、ゲームなら最悪メニューの一部が隠れることになります。
一個人の感想としては、「Youtubeの先行レビュー」などで映像を見ていた時より、実際に使った時の方が案外気になっていないというのが幸いしていますが、そんなの個人の用途次第(見る動画やゲーム次第)なので「だから大丈夫」とは手放しには言えません。
回転方向を変えることでコンテンツのよってパンチホールの位置を調整することもできますが、そんな工夫面倒でしたくないのが本音です。
指紋認証や音量調整が画面下に来てしまうというのがデメリット過ぎます。
少なくとも「必ず邪魔になる」という事前情報を頭に入れた上で、それを許容するかしないかを念頭に入れて購入すると、「まぁ許せるかな」と思える確率上がるのでお勧めです。

パンチホールで画面は隠れるけどタッチは反応するのでそこが唯一の救いですね。
カメラ性能について

Z Fold8との差別点としてUltraの方が画素数の高さや望遠カメラ搭載などで優位です。
ただし、Fold8も決して悪くない点や、望遠が3倍までだと正直足りないのでこれをメリットと捉えるのは正直厳しいところかなと思っています。
前作Z Fold7から進化した超広角をメインにいくつか作例を出します。
メインカメラ

200MPで撮影した大仏。

繊細に撮影できており、迫力を感じる。
さすが2憶画素。


雲の質感も細かくしっかり押さえられている印象。
よりくっきりとした青、全体像を見せたい時の12MPと使い分けると良さそう。
超広角カメラ
前作からの進化点である超広角カメラについて、12MPと50MPで比較。
パっと見は12MPの方が濃くハッキリしており、50MPの方が全体的にフラット。
高画素で撮った時のあるあるですね。
一部拡大した時の鮮明さは一目瞭然です。


12MPは文字は潰れてぼやけているのに対して、50MPだと割とくっきり撮影できていますし、全体を見てもシャープな印象になります。
超広角レンズによるマクロ撮影。


Z Fold8 Ultraは暗所で結構寄っても綺麗に撮れるしボケ感もいいのでマクロ撮影結構楽しいです。
F値が1.9になり、夜景にも少し強くなった超広角カメラ。

かなり極端な例ですが花火シーンも中央の強い光はともかく全体的に結構綺麗に写せていて思い出写真としては十分な気がします。
被写体がはっきりとしている夜景シーンにも強くなった点は、カメラに特別拘りが無くても結構嬉しいポイントではないでしょうか。
据え置きの3倍望遠。
Ultraの冠付けるなら5倍はないと無印との差別かも苦しい気がします。
比較用の1倍と3倍を載せておきます。


無印ではなくUltraを選んだ理由
今回のFold8世代は、無印とUltraで形も特性もはっきり違います。
実機を触り比べたうえで、私はUltraを選びました。
無印にも明確な良さがあった

先に書いておくと、無印は無印で優れています。
むしろUltraを触るほど、無印の良さが見えてきました。
- 開いてそのままの向きで動画が大画面表示できる(Ultraは横向きにする必要がある)
- その向きだとパンチホールが動画の黒帯に隠れて干渉しない
- 動画や書籍で無駄な余白が生まれにくい
- 軽量コンパクトで、ポケットでの嵩張りも少ない
Ultraの弱点、つまり開いたときに動画や書籍でスペースが余りやすいことと、余計なスペースは本体サイズ上は無駄であること、最大サイズで動画を見るために回転させる必要があること、パンチホールの位置が(動画においては)邪魔になることを、無印はうまくカバーしていました。

開いて使うシーンだけを想定するならば形状としてはほぼ完璧に近いです。

閉じた時の使い勝手はともかく形そのものが可愛らしくて良いデザインなところも迷っちゃうポイントなんだよねぇ・・・。
ただし、右上(もしくは左下)にパンチホールが来てしまう特性からゲームアプリの大事な表示を隠してしまうリスクはUltraよりも高いかもしれないと感じた部分はあります。
それでもUltraにした決め手
決め手は閉じた時と開いた時の、使い勝手のバランスでした。
無印は閉じたときの形状がかなり特殊です。
実際に握ってみると片手操作は思ったより出来たものの、やはり端までは指が届かないため、日常的に使っていくうえで小さなストレスになりそうだと感じました。


解消する手立てはいくつかありますし、慣れ次第というのもわかりますが、そもそも工夫が必要という点がデメリットだと感じました。
加えて展示機なので、普段使っているアプリがあの画面比率にどこまで最適化されているのか分かりません。どこで支障が出るか読めない不安もありました。
無印は、メインスマホが別にあったうえで、それを補完するサブ端末(折り畳みタブレット)として有用な機種。
得意な場面がはっきりしているぶん、苦手な場面はメイン機に任せられるからです。
ただ私は折り畳みスマホをメインに据えたいと考えています。
1台で完結させる以上、どの状態にも弱点があっては困ります。
そう考えたときに、閉じた状態も開いた状態もバランス良く使えるUltraを選んだというわけです。

項目ごとの優劣で並べても決まらなかったんですが、メインに据えるかサブに置くかで考えたら一発でした。
この正方形寄りの大画面を、何で活かすか
コンテンツ消費において優秀な無印Fold8に対して、Ultraの画面比率やサイズをどのように活かすかを考えるのも楽しいと思います。
- 比率が固定されたもの(16:9の動画、縦長の漫画1ページ)→ 余白が出る
- 比率に追従するもの(ゲーム、作業アプリ、分割画面)→ 面積がそのまま活きる
つまり動画や漫画の消費だけに偏ると、この画面の意味が薄れます。その用途なら、開いた向きのまま大画面で見られる無印のほうが素直です。
Ultraを選んだ以上、比率に追従するものでこの面積を使い倒せるとよりUltraを選んでよかったと思えるはずです。
具体的には次のあたりだと考えています。
活かし方①:画面比に追従するゲーム

原神、ロブロックスのような定番タイトルや、話題のポケモンチャンピオンズなど、端末の画面比に合わせて描画されるゲームは、面積の広さがそのまま視界の広さになります。

横向きに対応しているゲームなら、基本的に画面比へ追従してくれます。
強いて挙げるなら、広がったぶんが背景の余白に使われるだけで情報量そのものは変わらないタイプもありますが、それは縦持ち前提のソーシャルゲームに多い印象です。横向きで遊ぶタイトルなら、素直に面積が活きると考えて問題ないと思います。
余白が多い分、ゲーム内パッドもゲームのメイン部分に干渉する可能性も低く、操作性も視認性もかなり良いです。


大画面・軽量薄型という点からゲーム端末としても非常に優秀です。
さらに操作性を重視するのであれば、外付けのゲームパッドと併用するのも良いです。

大画面と非常に相性が良く、かつプレイできるゲームの幅が広がるのでこちらもおすすめです。
活かし方②:キーボードを繋いでの作業

キーボードを接続して、Claude Codeのようなターミナル系ツールでのコーディングや調べものに使う、という方向です。
この手の作業は一画面に表示できる情報量がそのまま効率になります。
縦にも横にも広い正方形寄りの画面は、細長い画面より圧倒的に有利です。折り畳みを持ち歩く意味が一番出る使い方かもしれません。
活かし方③:写真編集

Lightroomのように、キャンバスと調整パネルを同時に置くタイプのアプリも、面積が効きます。パネルを開いても作業領域が潰れません。
ただし本機はSペンに対応していないので、細かい操作をしたい場合は市販のタッチペンを使うことになります。
筆圧やパームリジェクションはないため、Sペンの完全な置き換えにはなりません。
なのでどんな作業をするかにもよりますが、私のようなメモ書きや写真加工用途程度を想定するといいと思います。
活かし方④:分割画面

正方形を縦に割ると、それぞれが実用的な縦長画面になるという点。
前の機種でも一番使っていたのが、アップデートを待ちながら別のことをするという使い方でした。画面が広くなったぶん、分割したときの1枚あたりの実用性も上がっています。
気になる点
前述したパンチホール以外の気になっていた部分についても触れておきます。
Sペン非対応になった
Fold8世代はSペンに対応していません。
ただ正直なところ、私のSペン使用頻度はそれほど高くありませんでした。
あるとかなり便利ですが、毎日使うものではない。そう判断できたから踏み切れたという面はあります。
また、上記でも紹介していますがSペンほど柔軟ではないものの、静電容量式のタッチペンは使えるので、代用することは可能です。

Sペンはメインディスプレイでのみ使えましたが、静電容量式はカバー側でも使えるのでメリットもあります。
価格が安いのも嬉しいポイント。

私のようにメモ書きや写真加工のツールとして使う分にはSペンであることにこだわる必要はないなと思いました!

Sペンは専用ケースに格納できる分、持ち運びという点ではすごい有能だったけどね!
指紋跡が気になる
私はとにかく指紋跡が嫌いで、所持しているタブレットやUMPCには基本的に画質重視の光沢系フィルムではなく、指紋防止系のフィルムを優先して貼り付けています。
ですが、Z Fold8シリーズのメインディスプレイは既に規定のものが貼られているためユーザーが勝手に貼ったり剥がしたりができません(メーカーの保証対象外になります)
そのため、反射に強くなった一方で好みのフィルムが貼れないのがネックです。
最新チップ/OS = 完全上位互換というわけではない
とてもニッチなことなのでおまけ程度ですが、最新チップ(最新OS)になればなるほどすべてのゲームが快適になるわけではないです。
もはや性能というよりも相性の方が大事になっている節があります。
私の例ですが「LINE モンスターファーム」というソシャゲをプレイしています。
Z Fold5からZ Fold8 Ultraに変更したことで元々あった問題をクリアしつつ、新たな問題が生まれました。
- Z Fold5(8 gen2)「ミッション一覧を開く・閉じるが異常に遅い」
- Z Fold8 Ultra(8 Elite gen5)「カバーディスプレイのみ、バトルの消化で必ずフリーズする」
これはどちらか一方は問題なく、一方はエラーが起きるという状態。
iOS優先なのかAndroidはSoCもOSも多種なので全部は対応し兼ねるという感じなのか色々理由はあると思いますが、「むしろ最新の場合対応されていない」ケースも少なくないと思います。
メジャーどころは恐らく大丈夫だとは思いますが、必ずしも最新=快適性向上にならないという点については注意が必要かもしれません。
また、これも相性の問題(おそらくOS?)だと思いますがとある信用金庫のアプリが立ち上がらなくなりました。
対応次第になると思いますがAndroidの最新機種はこういった場面がそこそこあるようなので留意する必要がありそうです。
価格高すぎる問題
最低30万ボーダーの価値が果たしてあるのかどうか、というのが最大の問題だと思います。
折り畳みスマホはそもそも高いのに今シリーズからさらに高騰。
私がこの価格でも良いと踏み切ったのは初めての折り畳みスマホである「Z Fold5」が自分にとって最高の1台だと思えたからです。
あとはこの1台を買うために他のものを我慢に我慢を重ねたからということ・・・(スマホ貯金を実施していました)
焦って買う必要はないです。
折り畳みという構造上あまりおすすめされていませんが、私は中古からスタートするのも全然ありだと思います。
良いと思ったらお金貯めて、その時の新型に手を出す方がよっぽど無駄がない選択かなって思います。
それらを経て、私はこの30万という金額を出すに値するものだと判断しました。
毎日欠かさず使うもの、生活インフラの一部ですからここに資金を割くこと自体は悪くないかなと考えました。
まとめ
Galaxy Z Fold8 Ultra

メリット
- 5,000mAhで動画再生は最大約27時間。45W充電で0%から65%まで約30分
- メインディスプレイの反射防止加工。
- 閉じても開いても穴がない、バランスの良さ
- 215g・閉じて8.9mm・開いて4.1mmの薄型軽量ボディ
- Armor FlexHingeでストレスなく開閉できる
- 超広角が5,000万画素に。広角も超広角も8K動画撮影に対応
- Armor Aluminumとチタニウム補強、IP48防水
- フレックスモード対応でスタンド運用が快適
デメリット
- メイン画面のインカメラがパンチホール式で、動画や電子書籍で視界に入る
- Sペンに対応していない
- 反射防止のせいか輝度が上がったにも関わらず屋外で画面がやや暗く感じる
- 45Wの急速充電器は別売
折り畳みスマホを1台で完結させたい人にとって、Fold8 Ultraは素直な選択肢だと思います。
前作Fold7から突出した進化や尖りはありませんが、細かい部分の進化が日常的な小さなイライラの解消をしてくれていると思いますし、閉じた状態でも開いた状態でもバランス良く使えるのがUltraの強みだと思います。
メイン機に求められるのはそこだと考えました。
短時間触っただけでは魅力が伝わりにくいぶん、毎日使うほど効いてくるタイプだとも思っています。
逆に、メインスマホが別にあって大画面を補完的に使いたいのであれば、無印のほうが軽くて安く、動画視聴も快適です。用途がはっきりしている人ほど無印が向いていると感じました。
使い込んでいくなかで感じたことは、この記事に随時追記していきます。





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