こんな方におすすめ!
- AirPodsPro(第一世代)からの乗り換え先を探している
- ワイヤレスイヤホンの選び方がわからない
- JBL TOUR PRO3の使用感を知りたい

AirPodsProの調子が悪くなったので色々試着した結果、乗り換え先をJBL TOUR PRO3にしました!

価格は高いけど外出先ではスマホに次いで必需品だから良い物を使いたいよね!

毎日必ず使うものだからこそ拘りたいね!!
どうも、ぺー(@pe_log_net)です。
2020年11月頃から愛用しているAirPodsPro第一世代がついに調子悪くなったので、新しくワイヤレスイヤホンを新調することにしました。
数ある完全ワイヤレスイヤホンの中から、なぜ僕がJBL TOUR PRO3を選んだのかを今回はお話ししつつ、JBL TOUR PRO3のレビューをしたいと思います。
AirPodsPro使用者の乗り換え先として、おすすめの一台だと感じています。
そして約4年3ヶ月も頑張ってくれてありがとうAirPodsPro、本当に素晴らしい機種だと感動しています。
購入経緯
「JBL TOUR PRO3の使用レビュー」だけ確認したい方はこちら
ここがポイント
- 4年半愛用していたAirPodsProの調子が悪くなった
- Galaxy端末に機種編したため別メーカーのものを検討
- 音質よりもノイキャン性能を優先したいと思った
AirPodsProの調子が悪くなった
AirPodsProを装着すると砂嵐ノイズが出るようになってしまいました。
少し位置を調整したりすると戻るのですが、通勤時の朝にこれをやられると結構ストレス。
左耳のみ新調すれば解決?とも思いましたが毎日使うものなので少しスペックを上げてみようと考えました。
iPhoneからGalaxyに変更。
2024年の6月頃にiPhone SE2からGalaxy Z Fold5に変更し、AirPodsProを使う恩恵が減りました。
また、Galaxy=>AirPodsProでもワイヤレスイヤホンとしては問題なく利用できていましたが「バッテリー残量の確認が不便」、「アップデートのためにiPhoneを持ち続けなければならない」などデメリットまで生まれてしまい、ハードに関係なくすべての機能が使える他社のワイヤレスイヤホンを検討しました。
そうでなければ順当にAirPodsPro2で良かったのではとも思っています。
ノイキャン性能に拘ってみたい
イヤホンと言えば当然音質は重要。
ですが今回は数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でもハイエンドモデルを購入することを決めていたため致命的に悪い物はないだろうと判断。
イコライザー機能で好みに設定すれば良いですし。
それよりも、少しでも雑音を低減してくれるノイズキャンセリング機能に目を付けました。
この性能がより高いとされる以下2機種に絞って検討。
暫くレビュー記事・動画や公式スペック、外観写真だけを参考にして、どちらにしようかを検討していました。
ケースサイズやデザインで言えばWH-1000XM5が個人的に好み。
BOSE QuietComfort Ultra Earbudsはケースサイズが大きい上に、ワイヤレス充電非対応。
ワイヤレス充電のために別売りのケースを買う必要があるのと、そのケースもカラビナ付きでいかつい。

これはWH-1000XM5で決まりだなーって思ってましたね。
もうほぼWH-1000XM5を購入するつもりで、どこがお得に購入できるか探していました。
ある日、予定外に自分の時間ができたため、最終決断のために家電量販店にWH-1000XM5とBOSE QuietComfort Ultra Earbudsを見に行くことに。
これが自分にとって思いがけない出会いを与えてくれました。
各ワイヤレスイヤホンのファーストインプレッション
ここから各ワイヤレスイヤホンの評価を書いていきますが、長年AirPodsPro使用してきた筆者の完全な個人的見解となります。
スペック比較は行っておらず、視聴体験をした上で、自分が使いやすいかどうかのみの比較・判断となっておりますので、それぞれのワイヤレスイヤホンの性能というよりは選び方の基準として私が何を重要視したかを参考にして頂きたいです。
特定の製品をネガキャンしているわけでは決してないのでその点ご了承ください。
また、試着・視聴できるイヤホンがある程度限られていたため「これを試してないのか!」みたいなこともあるかと思いますがそれらの点ご了承ください。
僕が「良い!」「悪い!」と言っている部分も本当なのかと疑ってかかる形で無料体験・視聴できる店舗へ足を運んでみてください。
WH-1000XM5
Amazon

まず、WH-1000XM5を試着・視聴しました。
丁寧なことにイヤーピースもS~Lまで用意されていたので全て検証。
まず、そもそもケースから取り出しにくい。
AirPodsProと形状が全く異なっているのと、素材がややツルツル気味なのが影響して慣れが必要だと感じました。この時点で違和感。
それに装着もしづらい。わかりにくい。付け心地もマッチしませんでした。
肝心のノイキャン性能については数多くあるレビュワーが絶賛するような体験を得ることができませんでした。
最初はイヤーピースのサイズ問題だと思ったのですが、残念なことに他のサイズに付け替えても変わらなかったので、僕の耳がまったくこの製品と合っていなかったようです。
音質についても耳にフィットしない影響からかシャリシャリ感が印象に残ってしまい、どう足掻いても自分に合うものではないと判断せざるを得ませんでした。

自分の耳を心底恨みましたね。
仮にノイキャン性能の高さを感じとれたとしても、装着感などを加味すると購入は厳しかったでしょう。
一方でケースの質感やコンパクトさは素晴らしく、きっとミニマリストの私の所有欲を満たせるものだと感じました。ケースが自立できるのも評価点です。
他にも様々なワイヤレスイヤホンを視聴しましたが特にこのWH-1000XM5は人との相性が顕著にでるなという印象なので、購入検討している方は必ず視聴体験することをおすすめします。
レビューやスペックを鵜呑みにして自分との相性を無視して勢いでネット購入していたら間違いなく大爆死していたことでしょう。
直接触れておいて本当によかったです。

期待しすぎていたのが悪いのですが完全に候補外になりました。

ワイヤレスイヤホンは絶対に直接見に行った方が良いって教訓になったね!!!
申し訳ないのですがTechnicsの機種にも似たような感覚がありましたので評価は割愛します。
BOSE QuietComfort Ultra Earbuds
Amazon

続いてBOSE QuietComfort Ultra Earbudsを試しました。
まず、ノイズキャンセリング性能については圧倒的です。
1~2位を争うとかそういう次元ではない、確実に数歩抜きに出ているほど強力というのがわかります。
装着しただけで店舗内がかなり静寂になったのを覚えています。
素人耳の私でも感じることができたので、とにかくノイキャン性能拘るのであれば現状これ一択です。
ですが、私がこのイヤホンを購入しなかったのは致命的に気になった部分がいくつか存在していたからです。
まず冒頭で話をした通り、ケースが大きいのとワイヤレスイヤホン充電非対応な点です。
私はカバンを持ち歩かない手ぶらサラリーマン。
ポケットという小さい収納で如何に快適に過ごすかが重要なのでケースサイズが大きいのは気になる所。
ちなみにQuietComfort Ultra Earbudsは別売りの専用のケースを装着することでワイヤレス充電に対応するのですが、その専用ケースがカラビナ付きでこれまた厳つい。
カラビナを外してもでっぱりが残るのもなんかダサく感じてしまいそこが気がかりでした。
もう一点気になったのがノイズキャンセリングのONOFFが遅すぎる点です。
WH-1000XM5やAirPodsProではノイキャンをオンにすると割と瞬時に効きますが、BOSE QuietComfort Ultra Earbudsはタッチ操作を完了してから何秒か待たされます。
この反応の悪さには物凄い違和感を感じました。
また、ノイズキャンセリングが強力な分、他のワイヤレスイヤホンよりも圧迫感を感じました。
気になる人もいると思うので注意が必要です。
この製品も私の耳にあまり合わず、装着感があまり良くなかったことから購入を見送らざるを得ませんでした。

ノイキャン性能は間違いなく最強でした。
Anker Soundcore Liberty 4 Pro
Amazon

上記2機種より安いAnker Soundcore Liberty 4 Proですが、これは本当に良い機種だなと思いました。
装着感、音質、ノイキャン機能のバランスが良く、ケースでバッテリー残量が把握できるのも結構便利。
ノイキャン性能についても2万以下のワイヤレスイヤホンの中ではかなり強力な部類だと感じました。
また、ケースはスライド式で馴染まない形状ですが、滑らかにスライドしてくれるのでこれも結構ありだなって思いました。
僕が変にスペックを意識しておらず、コスパ重視で検討していたなら間違いなく候補の一つになっていたでしょう。
ただ、それでも2万円はするのでコスパ最強!とも言い難く半端な立ち位置であることは間違いないと思います。
気になる方はぜひ視聴してみてください。

少しお金を出して良いイヤホンが欲しい!と思ったらぜひ検討してほしいイヤホンです。
JBL TOUR PRO3
Amazon
完全に候補外というか眼中になかったのですが、視聴できたので試してみました。
そして感じました、「これまで試着していたワイヤレスイヤホンの欠点をほぼ感じない」と。
ケースの開けやすさ、取り出しやすさ、取り出してから耳への装着までの流れ、装着感がこれまでAirPodsProを使ってきた私にとって違和感なく自然に出来たことがまず感動。
音質に関しても低音の迫力や立体感を感じることができ、かなり好みのものでした。
重要視していたノイキャン性能もかなり良いです。
BOSE QuietComfort Ultra Earbudsと比べた場合はさすがに劣るかもという具合で、視聴したワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスの性能なのは間違いないです。
また、ケースにタッチディスプレイが付いており、ある程度の設定がケース単体で完結できるというのは面白いなと思いました。
Anker Soundcore Liberty 4 Proの項でも書きましたが、ケース側で充電状況を確認できるのは使用頻度は多くないものの、個人的には結構嬉しいポイントだと感じています。(うまく充電ができていないのか・接続不良なのか・端末故障なのかを瞬時に把握できるため)
ただ、はっきり言うと画面操作のスムーズ感とか追従性とかはイマイチです。
もっと操作感が良ければ「画面要らないからその分安くしろ」なんて言われずに評価されていたかもしれなかったですね。
とは言え、画面付きであることの重要度はそれほど高くないのと、ストレスに感じるほどの操作性でもなかったためここは及第点でした。
一緒に並んでいたLive Beam 3も正直かなり良かったです。
が、今回は個人的な拘りとしてフラッグシップモデルのワイヤレスイヤホンを検討していたこともあり、TOUR PRO3が優先となりました。

AirPodsProからの乗り換えでも、馴染のある手触りやケースからの取り出し~装着までの違和感の無さが本当に良かったです。その上で音質やノイキャン性能などのスペックもかなり高く、私にはTOUR PRO3が合うと感じました。
私のワイヤレスイヤホンの選び方まとめ
私のワイヤレスイヤホンの選び方まとめ
- スペックも大事だがそれ以上に使い勝手や音の好みなどの主観的要素が重要なため必ず店舗で試すこと
- 過去に利用していたワイヤレスイヤホンと形状などが近いと失敗しにくいかも
- その上で大事な要素(今回はノイズキャンセリング)が十分かを確認すること
- 毎日必ず使うものなので価格を妥協せずに選ぶこと
店舗体験なのでどれもファーストインプレッションなのですが、音質やノイキャン性能・外音取り込み機能などと同等、もしくはそれ以上にケースからの取り出しやすさ、装着感などスペック表では明らかにならない個人的評価部分が本当に重要だと感じました。
その上で、スペックが自分の希望通りなのかを検討するのがいいでしょう。

自分がこれまでどのワイヤレスイヤホンを使っていたかでも感想がかなり違うと思います!

形状やケースが近いとスムーズに移行できるしやっぱ馴染やすいんだよね!
僕はこの記事でJBL TOUR PROが絶対いいよ!!と言いたいわけではなく、「スペック以外にも重要な部分があるので絶対に自分で試着・視聴すべき」ということを強く推奨するために書いたということをご承知頂ければ幸いです。

個人の問題でその製品のスペックを100%引き出せる保証はありません。レビューはあくまでも参考に留めておくと良いでしょう。
近くに体験・視聴できる店舗がない場合
どうしても無料体験できる家電量販店や専門店がない場合、気になるワイヤレスイヤホンをレンタルして試すという方法もあります。
例えばレンティオではここで紹介した多くのワイヤレスイヤホンをレンタル品として取り扱っています。

無料体験とは異なりどうしてもお金が掛かってしまうのがネックですが、自分の生活に合わせて必要不要の判断ができる、長期使えるのでファーストインプレッションでは判断できないデメリットも見つけやすいといったレンタルならではのメリットもあります。
また、既に量販店で販売されていない型落ちモデルを手に取ることができるため、気になっている商品によってはレンタルでないと試せない場合もあります。
特に高価なモデルを検討している方は検討してみてはいかがでしょうか。
もし気に入ったら返却せずにそのまま購入することも可能。
キャンペーン期間であれば初めてご利用の方限定のクーポンなどもあるようなのでそちらもチェックしてみてください。
他にもあのゲオがレンタルサービスを行っています。

ゲオもレンタルだけでなく、気に入ったらそのまま購入できるをサービスも行っています。
あくまでも中古製品にはなってしまいますが、コスパ重視ならおすすめです。
JBL TOUR PRO3 使用レビュー
それでは、実際に購入したJBL TOUR PRO3を、AirPodsPro第一世代と入れ替えたという視点のレビューをざっくりと書いていきます。
JBL TOUR PRO3
メリット
- サイズ・ディスプレイ付きの割にかなり軽量に感じる
- AirPodsProからの乗り換えでも違和感の無い装着感
- 接続、ノイキャン・外音取り込みの切り替えが早い
- ノイキャン・外音取り込みの性能が高い
- 唯一無二のトランスミッター機能
- USB-Cケーブルで充電可能
- ワイヤレス充電にももちろん対応
デメリット
- タッチコントロールはイヤホン側面よりも軸の方が不便なく使える印象
- 周辺アクセサリーの選択肢が無さすぎる
- 一部効果設定が毎回OFFになってる

サイズ感
AirPodsProと比べると厚みも面積もそれなりにあります。


それでも片手で握ることのできるサイズ感であり、後述しますが軽さも相まって殆ど気にならない印象です。
機種 | AirPodsPro | JBL TOUR PRO3 |
高さ | 45.2mm | 56.8mm |
幅 | 60.6mm | 61.1mm |
厚さ | 21.7mm | 30.0mm |

ポケットが小さいほどAirPodsProのコンパクトさは恩恵を受けそうですが、JBL TOUR PRO3でも今の所は不便を感じていません!
重さ
ケースサイズに比例してやや重量も大きくなります。


機種 | AirPodsPro | JBL TOUR PRO3 |
重さ(ケース+イヤホン) | 56.3g | 82.9g |
ただ、ケースサイズと重さの割合の問題なのか、カバーディスプレイ付きでこのサイズなのにAirPodsProと体感的な重さに殆ど差を感じないのは個人的にはかなり驚きです。

JBL TOUR PRO3が軽く感じていたので重さを図って26.6gもの差があったのが逆に驚きでした。
装着感

シリコン製のイヤーピースは形状もAirPodsProのそれに近いため、違和感なく装着できました。
このあたりは個人差があると思うのでぜひ試してみてください。
サイズXS~XLまでのシリコンイヤーチップ(5サイズ)とフォームタイプのイヤーチップ(1サイズ)がデフォルトで付属しています。
あと、装着後の接続がとにかく早い。
ノイズキャンセリング外音取り込みの切り替えもスムーズでノンストレスです。
この点はかなりお気に入りポイント!

AirPodsに慣れているとやっぱりこの形状が使いやすくて良いですね!
イヤホンタッチ操作

AirPodsProは軸部分を摘まんだりスライドして操作していましたが、JBL TOUR PRO3ではイヤホンの側面をタッチして操作を行います。
側面タッチの場合、耳周りの髪の毛が邪魔になることがしばしば・・・。
そういう意味では軸部分にタッチコントロールを採用したAirPodsProはかなり気が利いているなと思いました。
反応自体は悪くないので問題ないですが、タッチコントロールの位置についてはAirPodsProの優秀さを垣間見た部分となりました。

時折、耳周りの髪の毛が邪魔してタッチしにくいことがあるのが残念ポイント
ノイズキャンセリング
電車通勤で多用していますが、ノイズキャンセリング性能は高いです。
ノイキャン+音楽で走行音はもちろん、車内・駅構内アナウンスの音はほぼ聞こえなくなります。
パチンコ店の騒音も大分かき消してくれます。
おかげで雑音を一切気にすることなく音楽鑑賞に没入できます。
BGMの小さいラジオ番組やYoutubeの場合であれば多少は聞こえる、と言った感じ。

さすがに耳栓の代わりになるようなものではないので過信は禁物です。
外音取り込み(アンビエントアウェア)
外音取り込みも非常に優秀で実用レベルです。
ただし、ソフト側が(機械的に)頑張って取り込んでます!というような違和感がややあるため、AirPodsProと比べると自然な感じあまりしないなと感じました。
JBL TOUR PRO3には、通常の外音取り込み(アンビエントアウェア)のほか、聞き取りだけでなく会話もスムーズにできる「トークスルー」機能も備わっています。
イヤホンを装着したままクリアな音質で会話が可能なので非常に便利です。

実用性にはまったく問題ありませんが、外音取り込みに強い拘りがある場合は注意が必要そうです。
音質
AirPodsProがクリアでフラットなのに対して、JBL TOUR PRO3はデフォルトの状態でも音の厚み・立体感を感じることができて非常に良いです。
ノイキャン・外音取り込み・通話など生活の質を向上させる目的ではAirPodsProも優秀ですが、それらに加えて純粋に音楽を楽しむという点においてはJBL TOUR PRO3が圧勝です。
低音の重厚感も心地よく、ライブで聴いているようなような臨場感が最高。
細かい音、一粒一粒がクリアでハッキリ聞こえてくるため心の底から音楽を楽しむことができる印象です。
「空間サウンド」も非常に優秀です。
低価格帯にありがちな無理やり音を広げたような違和感が少ないです。

音楽はもちろん、映画やゲームでも普通に聴くより臨場感を高めてくれるため非常に楽しいです!
ただし「空間サウンド」機能はLDACコーデックと併用できない点に注意。
ハイレゾ対応のサブスク(Apple Music・Amazon Music Unlimited)やLDAC対応機種を使っている場合、少しでも音質を上げたい場合はLDACを優先に、YoutubeMusicなどのAACでも問題のない環境やLDAC非対応機種を使用している場合は空間サウンドを使うのが良いと思います。
ゲームメインの場合はアプリの音源がハイレゾに対応していないことも多く、遅延も大きくなる可能性があり「空間サウンド」の方が効果があったりはするので自身の環境で使い分けると良いです。
アプリやカバーディスプレイからイコライザーの設定ができるので、自分の好みにカスタマイズするのが良いでしょう。

AirPodsProと比べて断然音楽聴くのが楽しくなりました!
マイク音質
JBL TOUR PRO3のマイク音質をテストしました。
マイクノイキャンの影響でやや籠り気味に聴こえますが、雑音が大幅にカットされており声自体は聞こえやすくなっています。
以下にわかりやすいよう比較用にEarPodsのマイクテストを掲載します。

背景の雑音がかなり消えていて聞き取りやすさはかなり高水準なのではないでしょうか。
カバーディスプレイ

店舗体験で既に把握済みですが追従性や操作感についてはいまいち。
あくまでもおまけ程度の機能と割り切れば無いよりは良いと思います。
実際にスマホでアプリを立ち上げて、設定する一連の流れよりはスムーズなので意外と便利ではあります。
今の所の使用用途は残充電の管理と、何故か接続時にいちいち初期化される一部音質効果の設定をケースで行うくらいですね。(空間サウンドが毎回オフになってる)
ワイヤレスイヤホンってたまにケースにいれてもちゃんと充電されていないこともあるのでそういった問題の判別にも使えます。

無くても困らないけどあったら結構便利だと思います。購入前はまったく使わないと思ってしましたがちょいちょい触ってますね。
トランスミッター機能

このワイヤレスイヤホンの最大の特徴でもあるとトランスミッター機能。
ケースとデバイスを接続することでレシーバー代わりになり、bluetooth機能の無いPCともワイヤレス接続することが可能です。
また、レシーバーによる接続なのでbluetoothに比べて低遅延なのが魅力。
トランスミッター接続中にペアリング済みのスマホで音を再生しても勝手に切り替わったりしないのも良いですね。
ただし、トランスミッターとbluetoothは併用できないためスマホでボイチャしながらゲームというのはできないです。
というわけでゲーム用途でも使えるかをbeatmaniaを筆頭にいくつかPCの音ゲーをプレイして遅延チェック。

結果的には音ゲーは正直厳しい。
たしかに低遅延ではあるものの音楽と画面のズレはどうしても感じてしまいます。
音の遅延が重要なゲームは有線でプレイするのが良いですね。
※beatmania infinitasで利用する場合はそもそも再生オーディオの設定で「排他モード」が設定できなくなります。その関係で余計に遅延を招くことになり相性がそもそも悪いです。
そのため、他のブラウザ音ゲーなどもプレイして検証しています。
ちなみに、APEXもプレイしましたが音と画面のタイミングが最重要でないゲームの場合は殆ど違和感なくなくプレイできます。
少しジャンルは選ぶもののゲーム用途としても十分使えるでしょう。

充電管理が面倒なのでゲームには有線イヤホンをおすすめしたいですがJBL TOUR PRO3も持ち運びのしやすさを考えるとSwitchやポータブルゲーミングPCとの相性も良い気がしました!
ただし、マイク音量が最低限のためパーティプレイにはあまり向かないと思います。
どうしても利用する場合はソフト側でマイクブーストなどをかける必要がありそうです。
気になる点
ケースカバーの選択肢がほぼ無い
JBL TOUR PRO3用のカバーが各社から販売されていますがどれも全部同じ形状。
AirPodsProのように好みに合わせたカバー選択はほぼできないと思っていいです。
問題なのは全部カラビナもしくはストラップが付いている所。
僕はシンプルにカバーしてほしいだけなのでストラップ用の突起がめちゃくちゃ邪魔に感じています。
一応カバーは購入しましたが使い続けるかどうか悩んでます。

フィルムはほぼ必須
ケースにディスプレイが付いている都合上、フィルムも用意する必要があり全体のコストが通常のワイヤレスイヤホンよりも掛かる印象です。
あまり高い物ではないですがJBL TOUR PRO3に気を使うところは多いです。

空間サウンドがいちいちOFFになる
装着後、大体OFFになっているので利用したい場合は再度ONにする必要がある。
何故そうなるかはわからないがちょっと意味がわからない。(継続していることもある)
JBL TOUR PRO3では「ある効果をONにするとある効果が利用できない」ということもしばしばあるため、その結果なのかもしれない。
不幸中の幸いなのがケースのディスプレイから簡単にON・OFFを設定できること。
これによって大きなマイナスポイントにはならずに今の所は済んでいます。
まとめ
JBL TOUR PRO3
メリット
- サイズ・ディスプレイ付きの割にかなり軽量に感じる
- AirPodsProからの乗り換えでも違和感の無い装着感
- 接続、ノイキャン・外音取り込みの切り替えが早い
- ノイキャン・外音取り込みの性能が高い
- 唯一無二のトランスミッター機能
- USB-Cケーブルで充電可能
- ワイヤレス充電にももちろん対応
デメリット
- タッチコントロールはイヤホン側面よりも軸の方が不便なく使える印象
- 周辺アクセサリーの選択肢が無さすぎる
- 一部効果設定が毎回OFFになってる

ノイキャン性能・AirPodsProからの乗り換えでの使用感での違和感の無さ、わかりやすい全体のスペック向上を重視してワイヤレスイヤホンを検討しましたがJBL TOUR PRO3はその大部分で満足させてくれる製品でした。
一度このワイヤレスイヤホンに慣れてしまうとフラッグシップ以外は受け付けなくなりそうで恐いです。
強いて不便になった部分を挙げるとするならばタッチコントロールの位置程度のもので大したデメリットにはなりません。
兎にも角にもこのように失敗しなかったのは間違いなく数あるイヤホンを実際に視聴・体験できたからであり、良い・悪いが個人差にかなり委ねられることがわかったのが大きな収穫でした。
スペック・レビューを鵜呑みにせずに、購入前は必ず体験することをおすすめします。
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